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課題解決だけではプロデューサーにはなれない

今回は受託事業におけるプロデューサーとは何かについて考えます。
プロデューサーとは単純な顧客課題を解決する営業マンとは一線を画すと考えています。
プロデューサーが行っている業務プロセスを簡単に分解してみます。

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特に2と3のプロセスの品質がプロデューサーの力量を表すと思っています。

課題をより大きくする

課題を大きくするということは、解決した後の各方面への影響が大きくなります。
影響度を与えるベクトルは自社、顧客、社会の3つがあると考えています。

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これらの◯を大きくしていくことで、関連ステークホルダーへの貢献度が高くなります。

課題を大きくするためにはいくつか手法があると思いますが、僕がよく使用するのは、与えられる責務と寄与度を上げることです。

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これは僕の別記事から引用しているものですが、この左上を目指していくイメージです。

解決策に必要な準備(武器をデリバリー)を行う

次に設定した課題を解決する策を考えます。
本来解決策を導き出す際は、自分の能力もしくは定常アセットで乗り切るのが通常です。
しかし、自分の能力だけでは解決出来る課題の◯は大きくなりません。

プロデューサーは自身だけでは担えない課題を、協力して解決することが前提です。
自分の能力では出来ない部分はキッパリ諦め、その代わりをそれを遂行出来
る人材もしくはソリューションを調達するのです。

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一見、怠慢のように見えるかも知れませんが、僕はそうは思いません。
本来別の武器があればより多くの人の課題を解決出来る筈なのに、それを見ようとしない。
もしくは出来る余地がないのに、自分一人で抱えて失敗に導く方が怠慢と思います。

解決策を魅せる(魅力的に訴求する)

ここがプロデューサーの最終の腕の見せ所だと考えています。
なぜなら、課題を大きくするというアクションは、本来顧客が考えていない潜在的な部分に差す行為です。
従って、提示する解決策が魅力的でなければ、首を縦に振らせる必要があるのです。


そこでプロデューサーが行うべきは、以下の役割があると考えています。

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難しく考えずに、自分が指揮するチームをとことん理解し、それを相手に伝えることに徹するということです。

これらのプロセスを積み上げ、品質を上げていく。
プロデューサーという職域に求められることはこれなのではないかと日々考えています。

今後はより具体のアクションでのコツなどを掴んで発信していきたいと思います。

今回も読んでいただきありがとうございました!

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