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“気になる”を言語化する vol.3 5Gと社会

Michaelです。

このnoteでは、“気になるを言語化する”と題して、目に止まった面白いニュースや事象に対する自分なりの見解を言語化したいと思います。

一大学生である私が感じることを、皆さんがどう思うのか是非教えて頂きたいです!是非、同じことを感じた、考えた人に届いて欲しい。。。

スキやコメントが原動力につながります!ちょっとでも興味を持って頂けたら、して頂けると幸いです。

5Gの世界に踏み込む


4Gや3G…

スマホ世代の私たちにとって聴き馴染みがありながら、同時にどういうものなのか意外と知られていない分野なのではないでしょうか。

実際、私も今回勉強(入口に立っただけですが…)してみて初めて知ることが沢山ありました。早速アウトプットしていきたいと思います。

Gってそもそも…


Gってよく使われますが、なんの略なのか皆さんはご存知でしょうか?
私は勉強するまでお恥ずかしい話ですが、G(ギガ)だと思っていました。

実は、 5GのGは、G(generation)の略です。なので3G,4G,5Gは移動通信第3、第4、第5世代を指すことになります。

すなわちこのGの分け方は、通信速度や安定性だけに留まらない、もっと大きな規格で分類分けされています。以下にそれぞれの特徴や技術の概要をまとめていきたいと思います。

1G(第1世代)

第一世代というのは、通信技術の初登場を指します。この1Gは、NTTの前身である日本電信電話公社の自動車電話サービスを指します。この自動車電話サービスは大きく、1979年のサービス開始、そして1985年のショルダーフォンの登場があります。

かつて電話というと、自動車から離れると使用が出来ないものでした。その常識を覆した技術革新がこのショルダーフォンになります。

とは言っても金額も非常に高く、また重量も3kgと利便性は高いとは言いにくいものでした。

芸人平野ノラさんのバブリーネタ「しもしも〜」というのはこの時期のネタですね。
今ではコンパクトな電話があそこまで大きいのは誇張ではなく実際に持ち歩いて利用していたことを再現しています。

技術としては、音声波形をそのまま電波に乗せることで通信を行なっていたので、非常にアナログで不安定でした。

2G(第2世代)

第2世代の特徴は、初のデジタル方式の登場と言えます。

1993年に、デジタル方式PDC(Personal Digital Celluler)という日本独自の通信方式を用いて、NTTドコモが音声サービスとともに、世界初のデータ通信サービスを始めました。またデジタルデータの取り扱いの普及により、携帯メールや各種情報提供の仕組みであるiモードが始まりました。

この時期のデータ通信についてですが、2,400bpsという速度で行われていました。

まず単位の紹介です。私も今回初めて知ったのですが、bpsとは通信速度の単位で、bits percent second:ビット毎秒を指します。

現在の4Gでは1Gbpsで通信がされているので、毎秒10億ビット(1ギガビット)となります。
いかに技術進歩があったのかが数字からでも伺えますね。

また余談ですが、通信速度でもう一つ、「bytes/s:バイト毎秒」というものがあります。8ビット=1バイトと思っておくと単位換算が容易に出来ます。今回の2Gは300bytes/sとなります。

3G(第3世代)

3Gは2001年から始まります。初めて世界標準の通信方式IMT-2000(W-CDMA)が確立されたことが大きな特徴と言えるでしょう。具体的には一台の携帯だけで、世界中と通信が出来る様になったことを指します。
NTTドコモ「FOMA」は世界初の3G商用サービスであり、通信速度も2400bpsから2Mbpsに高められました。

写真をメールに添付する「写メール」だったり、テレビ電話の利用など用途が多岐化・広角化していきました。
ただ速度に関しても、送信ラグや受信速度など課題も多く存在していました。

3Gには他にない特徴が存在し、それが3.9G(中間世代)の存在です。この3.9Gでは、3Gから大幅に伝達速度の向上が図られ、4Gへの橋渡し的役割を担っていました。ELTさん(Every Little Thing)のCMが印象的でしたね。
3.9Gは現在、主流化している動画配信サービスの台頭を決定付けたものと言えます。

4G(第4世代)

4Gの大きな特徴はスマートフォンの普及です。2007年、初代iPhoneが登場し、本格的にインターネット端末として、SNS、Web検索や動画配信、決済処理に使われるようになっていきました。
今回は4Gは身近ですので細かい説明は割愛します。

5Gという技術革新

5Gの大きな特徴は以下にあります。
①高速大容量通信
②超信頼・低遅延通信
③多数同時接続

①高速大容量通信
現在の4Gでは前述の通り1Gbpsだったものが、5Gでは10Gbps以上になります。大容量のデータが高速で通信できる、具体的に言えば、2時間の映画が3秒前後で出来るようになるそうです。
かつては通信制限などを避けるためダウンロードを躊躇することがあったと思いますが、これだけの通信速度や大容量が当たり前になる5Gなら月末まで安心ですね!

②超信頼・低遅延通信
この通信を支えるのは、モバイルエッジ処理という技術です。通信経路を短くする、またデータを低遅延が必要なデータ(優先度が高いデータ)と、そうでないデータに分けて通信を行うことでラグを小さくすることができるようです。

専門的な部分が曖昧ないまの自分では、アウトプットすることが不適切と思い、次回までの勉強課題にしたいと思います。

これからの技術はゲームのラグをほとんどない状況に出来る為、いま波が来ているeSportsの盛り上がりを更に加速させると共に、さらにeSportsを競技性やゲーム性が高められたものに変えていくでしょう。

また、eSportsに関わらず、低遅延通信によりVRにも革新を与えることも明らかです。現在では撮影していない部分(データとしてない部分)が黒くなるVRですが、360°VRというのが可能になります。

具体的には、スポーツ観戦やアイドル・歌手などのLIVEへの参加の仕方が多様化することが予測され、エンタメ・スポーツ界の盛り上げに貢献することが想定されます。

③多数同時接続
5Gでは4Gと比べて、同じネットワークに接続出来る台数を100倍にまで引き上げられると言います。現在100台ほどの同時接続が出来るネットワークを1万台ほどが同時接続出来るようする。規模がいまいち分からないレベルでの進化ですね。

同時接続台数が増えれば、人が多くいる空間でアクセスや通信速度が遅延することもなくなり、より低ストレスでのネットワーク利用が出来ます。

5Gの可能性と社会の変化

今回は、通信システムを世代別に追い、その特性や社会が受けてきた恩恵についてまとめて来ました。
技術革新とは当時の“当たり前”を壊し、新しい何かを創ることですが、インターネットは日々革新を続け、その周囲の環境・利用者・構造全てに影響を与えていきます。

いま明らかになっているものだけでも、自動車自動運転システムなどのモバリティの変化、VR・ARの革新、ECマーケットの加速等々インフラからサービス、全てに変革が起きることが予測されています。

奇しくもインターネット技術においては約10年というスパンで新しいものが生まれています。しかし、ある企業の方から聞いたのですが、5年後には6Gの時代がやってくる可能性があるそうです。

この技術の加速度は、もしかしたらもっと加速するのかもしれません。恩恵を受ける事が出来る反面、いまを生きる私たちに求められる情報感度や変化に対するセンスのようなものは、10年前に活躍していた人々とは比にならないでしょう。

私がnoteを始めた理由も、この情報感度を高める為ですが、益々勉強の必要を感じる良い機会でした。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!5Gに関しておすすめの書籍や、知識があったら教えて頂けると幸いです。