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準(日記、02/19)

ライブハウスから高速バス乗り場までは、きみの曲を聴かない、かわりに聴く曲のひとつひとつが、今日という日のおもいでのトリガーになってほしい。また来ることがあるのだろうか、茨城、知らない夜景が横に流れていく。こんな旅ももう、最後かも知れないね。ツアーのセミファイナル、あと僅か指を折れば、本当に最後がきてしまう。あなたに逢える最後のライブハウス、ずっと忘れたくなくて、1ミリも逃さず焼き付けていたくて、泣くもんかとずっと笑っていようと思っていたけれど、このからだ、勝手に涙を流してしまうようでした。もういい加減、実感が波になってなぐりかかってくる、何度も何度も時が止まればいいのにと思った。どの瞬間を切り取っても生きていていっとう楽しいと思った。どの瞬間を切り取ってもずっといっとう愛しく、うつくしく思った。懐かしくはない景色のなかで、わたしたちみんな、全身全霊で生きをしていた。これがあなたがずっと守ってきた景色なんだね、その景色を見ることが出来て、本当によかった。あなたの掲げた手を、涙を、声を、言葉を、死ぬまで憶えていたい。忘れずにいようと思った、かならず、ねえ、うつくしく、つよく、よわいひと、わたし、何度も言ってしまうけど、あなたのおかげで生きました、それでまた、やっぱり、またねって言っちゃうんだな、また、死ねなくなっちゃったな。楽しいも切ないも大好きも、ぜんぶあなたのそばに。あなたでなければ動かない感情があるんです。勝手に神様なんかにしちゃって、信仰してきてしまった、はちゃんとして出会ってたった1年半のわたしに、ありがとうなんて言ってくれてありがとう。どうやっても伝えきれないことがたくさんある。武道館で会おうね、夢に見た場所で、夢幻路の先で、あなたの大切の一部になりたい。
“患い、ログインしますか?”
その先、ずっと、ログアウトはしないで待ってる。
おれ、ばかだから、いつかを待って生きていてもいいかなあ。

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