療養してた時　１

新型コロナの陽性判定を受けて10日間の自宅療養しました
間違いなく軽症だったけどそれは肺炎にならなかったというだけで
熱やら頭痛、咽痛とんでもない倦怠感
何よりメンタル・・・きつかったねぇ・・・

昨日、ツイッター見てたら高熱でつらいとき実家のお母さんの幻を見たというツイートをなさっている方がいて
「あっ！私とおんなじ！」って思ったのだけれど
知らない方にリプつける勇気がなく、見ていただけだったのだけど

療養の１日目から3日目ぐらいの間
はっきりした夢を見ているような状態でした
眠気が全く来ず、体はだるいのに頭が冴えているような感覚
少しでも眠ろうと目を閉じると、子供の頃のことが妙にはっきりと脳裏に浮かんで、それは脳裏に浮かぶというよりは映像がはっきりしすぎていて映画を見ているような感覚でした

5歳ぐらいの私、3歳ぐらいの妹、若かりし母
3人で手をつないで近所を歩く風景が何度も何度も浮かんできました
当時住んでいた社宅の周り・・・私こんな細かいことまで記憶してるのかって自分で驚くぐらい鮮明な画像が頭の中に次々と映し出されていました

母は10年前に他界していて、夢にぐらい出てきてくれたらいいのにとずっと思っていたのですが見事に一度も現れてくれずでした、この時も正確には夢に現れてくれたわけではないですけれどね

ずーっとずーっと子供の頃の自分と小さな妹と若くて元気な母の幻を見続けて、すごく幸せな気持ちでした
反面、もしかしてこれって召される前の走馬灯なのでは？と思わないでもなかったですが・・・・

療養最終日の夜、久しぶりによく眠れました
そして、夢の中に母が現れてくれました
私はもう子供ではなく、今の私でした場所も昔の社宅ではなく
今現在父が住んでいる実家の台所でした
母が私にちょこちょこっと指示を出して
私がはいはいと指示に従って料理を作る
そんなホントに短いワンシーンでした

ああ、お母さんいつも通り頑張れってメッセージくれたのかな
お父さんを頼むってメッセージなのかなって思いながら私は療養を終え
日常に戻りました

日常に戻ったとたん、胃がんで胃を摘出してしまった父が退院することになりてんやわんやなのですが父の話はまた今度

今日は自分の療養終えて一週間、父の退院から３日目
私は母の指示ではなく病院の栄養士さんが作ってくれた
「胃の手術を受けられた方の食事と栄養」のレジメの指示に従って料理する日々です

私の料理の基礎はもちろん母に仕込まれたものではありますけれどもね