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応援したくなる店、応援したくなる人。

事務所の近所に少し前に開店したお店がある。飲食店だ。
夜、お客さんが入っていることがほとんどなく、ずっと心配していた。入っているとしても1組だけということが多い。

お昼は格安で美味しいお弁当お販売している。うちの会社の社内で評判になり、社員がけっこう使っている。お弁当を持参しなかった時や、外食しない時は、僕もけっこうここのお弁当を食べている。

でも夜にお客さんがいない。これではお店が無くなっちゃう!心配!

そんなわけで、僕も先日、知人たちと4人で行ってきた。
美味しい!安い!接客もいい!(ただお店が殺風景、しかもこの日もゴールデンタイムは僕達しかお客さんがいなかった)

最近ではビラ配りも店長もスタッフさんたちも一所懸命にやっている。お弁当にもチラシを入れて、期間限定のドリンク半額キャンペーンも打って頑張っている。

しかし、お客さんが1組以上いるのをやっぱり見なかった。むしろいない時間の方が多い印象。

うーん、やっぱり心配。

店長さんがよく店のまわりを掃除してたり、いろいろと懸命にやっているのをずっと見ていた。食べに行った時も「どちらでお店を見つけてくださったんですか?」と聞いていた。どうやら夜来てくれたお客さんには、必ず聞いているようだ。

もう、いろいろ努力していることが、やたらと見える。がんばってほしい。

ある日、日中にコンビニに出かけようと歩いていると、ちょっと疲れている店長を見てしまった。経営やばいのかな…心配。

なんせ、そこの店舗の場所は、いくつもお店が入れ替わってしまい定着しない物件なのだ。またそうなってしまうの?と他人ながら、ずっと心配しているのだ。

今度、社員たちで宴会に行こう!と思っている。それくらいしか応援できない。いや、なんせ安いし美味いしスタッフさんたちも頑張っていて素敵。

やー、心配。

そんな風に思ってたら、今夜、はじめて席が足りなくて、入口でお客さんたち(6人組くらいの団体)を断っている店長を見かけた。

おや?と思って店内を見てみると、なんと4組くらいのお客さんが入っていて、開店以来初めて賑わっているところを見ることができた。

なんかめちゃくちゃ嬉しかった。

チラシの効果が出てきたかな?一度行けば、また行ってもいいと思える店だろう。いろいろ「こうしたらどうですか?」とアドバイスしたくなってしまうお店ではあるのだが、そこはぐっと今は堪えて見守り中。

そして、やっぱり聞いていた。
「どちらで見つけてくださったんですか?」と。

小さな努力を続けることが報われた瞬間を客観的に見た気がした。
まだまだかもしれないけれど、きっとそのお店にとっては大きな一歩だろう。
見る人は見てるし、がんばっている人たちは応援したくなる。

来月、社員連れて行くから待っててね!!

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