仕事ができない人の特徴!「偽」完璧主義の特徴3選
こんにちは!
仕事ができなかったり、仕事でスケジュールが守れない人ってたまに完璧主義って呼ばれたりしませんか?
仕事ができなかった以前の私は、よく「完璧主義すぎるからスケジュールが遅れる」と言われていました。
そんなことを言われて、私は「こんなに仕事ができないのに完璧主義なわけがないよな…」といまいちピンとこず。実際に完璧主義ではなかったと思います。
ではなぜ完璧主義だと言われたのか?
それは、誰も文句が言えないような完璧な状態まで準備して伝えるべきことを伝えたり、資料を作ったりしなければいけないと思っていたからです。
そして準備に時間をかけすぎて、いつもスケジュールを守れず、よく怒られていました…
そうして怒られる時によく言われたのが、「君は完璧主義すぎるぞ」というセリフです。
厳密に言うと私は完璧主義なんてものではありませんでした。
なぜならば、完璧を目的として完璧主義者のようなことをしていたわけではなく、怒られないため、恥をかかないため、責められないために完璧を目的としていました。
なので当時の私は「偽」完璧主義だったと認識しています。
このように逃げるために完璧を求めることを「偽」完璧主義と私は呼んでおり、最近も職場でよく見かけます。
最近の社会情勢もあり、メンタルが不安定になっていることで、リスクを回避しようとする気持ちが大きくなっていることでこういう傾向になっているのかなと思いますが…
というわけで今回は「偽」完璧主義の特徴を3つ、お話ししていこうと思います。
その3つは以下の通りです。
①無駄が多すぎる
②リスケが多く、スケジュールを守らない
③「昇進はまだ早い」と言う
それでは詳しく見ていきましょう!
①無駄が多すぎる
一つ目は、無駄が多すぎるです。
以前の「偽」完璧主義の私は、どんなことでも過不足なく100%調べて、完璧な正解を作る。というスタンスで会議の資料を作っていました。
しかし100%調べて完璧な正解を作るというのはある意味終わりがありません。
というのも、世の中の変化のスピードがこれだけ早くなった昨今、今日の正解が明日も正解であるという確証はどこにもありません。
今の世の中、必ずしも正解を導き出すことがベストとは言えないのです。
世の中の変化に柔軟に対応できるようにフットワークを軽くした上で、最適なスピード感を重視しつつ、その時々の最適解を出し続けるということが重要です。
なので大事になってくるのは、何が必要で何が無駄なのかを見極めることです。
そのため、どれだけ無駄を省いて最適解に最短で到達するかが重要なのです。
そういう意味では、「偽」完璧主義者はやらなくてもいい無駄なことをたくさんこなして、仕事の成果をわざわざ出さないようにしています。
今の世の中の流れを理解して、自分の働き方と考え方を変化させていきましょう。
②リスケが多く、スケジュールを守らない
二つ目は仕事に時間がかかり、リスケが多いです。
①で「偽」完璧主義者は無駄が多いとお話ししましたが、その分仕事に時間がかかってしまいます。
そして、仕事に時間がかかることでスケジュールを守れなくなります。
スケジュールをリスケするとその分その後の仕事にも影響を与え、連鎖的にすべての仕事のスケジュールが遅延を起こすことになります。
リスケしたりすると、リスケしているんだからちゃんと仕上げて出さなきゃという使命感にかられることになります。そして、より一層完璧に仕上げようとしてしまい、さらに時間がかかることになります。
そうして負の連鎖に落ちていくのです。
以前の私も、基本的にすべての仕事をリスケして、負の連鎖にがっつりはまっていました。
当時はどんな仕事でも、もれなくスケジュール通り終わらせることができず、また自分の中でそれを「しょうがない」と思っていました。
今思うとかなり異常な状態だったなと思います。
スケジュールは守るためのものです。やんごとなき理由があれば時にはリスケも必要ですが、成果を出すためにも、信頼感を得るためにも、スケジュールを守ることは仕事において欠くことができない要素だと理解しておきましょう。
③「昇進はまだ早い」と言う
三つ目は「昇進はまだ早い」と言うです。
「偽」完璧主義者はリスクを取りたくないため、完璧な状態でないとチャレンジしません。
そしてこれは、若手がチャレンジする時によく見られる現象で、うちの会社でもよく見られます。
うちの会社には昇進する際にいろいろと条件を設定してチャレンジしてもらい、そのチャレンジが成功すれば昇進できるというシステムがあります。
「そろそろ上の役職にチャレンジしたら?」と若手に声をかけると、「いや〜、私はまだそのレベルには至ってないので、まだ昇進のタイミングじゃないと思います。遠慮しておきます。。。」なんて返事が帰ってくることがあります。
この若手の対応こそが「偽」完璧主義的対応です。
「今のレベルではチャレンジしても成功しない」とか「完璧な状態で昇級にチャレンジできるように、まだ準備中です」ということでしょうが、確かにまだレベルが到達していないためにチャレンジを見送る場合もあります。
しかし、ほとんどのパターンが逃げるための手段として完璧主義的なことを言っているパターンが多く、準備中というのはただの言い訳です。
その言葉の裏には「無理をしたくない」や「コンフォートゾーンを出たくない」という本音が隠れています。
そもそもチャレンジというものはリスクありきなので、リスクを恐れていてはチャレンジなんてできません。
目的を持ってチャレンジするからこそ、モチベーションが生まれ、行動に繋がり、結果として昇進することができます。
準備することは大事ですが、準備ではリスクは取り除けませんし、準備だけで昇進できるわけではありません。
そもそも準備しているといいながらも働き方は変わっていないため、何も変わりません。期間を決めて具体的な目的を持たない限りは人の行動は変わりませんし、適切なタイミングというものはやってこないのです。
完璧主義に隠れたあなたの裏の目的は何か?
というわけで今回は「偽」完璧主義の特徴を3つ、お話ししてきました。
その3つは以下の通りです。
①無駄が多すぎる
②リスケが多く、スケジュールを守らない
③「昇進はまだ早い」と言う
完璧にこなそうと思っている人の裏側には、何か別の目的があります。
その目的はほとんどが「逃げ」のためのものです。
このように後ろ向きなマインドを元に決断を行っていては、ベストな結果に結びつくことはありません。
なぜならば、行動したくないから逃げるのであって、その考えで決断を行っても行動に結びつかないからです。行動に結びつかなければ成長も何もないので、結果が出るような形や環境は作れません。
自分が何を大事にしているのか?自分の狙いは何か?ということは以外と自分でも気づいていません。
一つ一つの行動の裏に隠された自分の真の目的を、一度考えてみましょう。
それでは、今回はこの辺で!
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