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”外部”の人との関係性

 これまで、何かのプロジェクトだったり、業務改善などにおいて、自社以外の外部の方々と関わってきたことが多くありました。その時に感じたことです。

ノウハウを教えてくれる先生

 振り返ると10数年前に、アパレル企業で働いていた時、マーチャンダイジングや在庫管理のノウハウを教えてもらったというのが、”外部の方”との関わりの最初だったように思います。

 その方は、その道での専門家であり、当時自分にもその会社にも無かった”ロジック”を教えてもらえる先生のような感じだったと思います。社内だけではどうしても小さな世界になってしまうという事がよくありますが、ちょっと視野を広げてもらう存在だったような気もします。

 仕入れ先などの取引先とは違った”外部”の人との関りは、その後も自身にとって重要な要素になっていきました。

全く違う分野のコンサルタント

 その後には、事業計画や経営企画のコンサルタントの人との関りもありました。当時、社長室として会社の予実管理や事業計画の策定などをしていたのですが、それまではどちらかというと商品周りの業務が多かったので、新しい業務に四苦八苦というところでした。

 会社として新たに中期経営計画を立てるということになったのですが、その時に大分お世話になりました。業界自体の動向や出店地域における占有率、またP/LやB/Sといった会社の会計的な数字分析など、それまで全く意識していなかった視点からの分析を提示されました。

 自分としては、自社の顧客動向や商品・サービスの実績を分析しながら、どうすべきかを考えていたのですが、この時も視野がだいぶ広がった感じでした。

 また、毎週打ち合わせをする中で、毎回新たな検討材料や調べるべきデータが議題に上がるのですが、”いつ寝てるんですか”というスピードで仕上げてくる仕事のしかたにも、とても驚かされた印象があります。

様々なエキスパート

 その後も、レストラン経営や食品輸入をしている方や広告代理店の人など、多くのその分野でのエキスパートの人と仕事をしました。その度に、違う分野のノウハウを知ることができたのは大きかったのと、自社内だけではかなりの時間が掛かっただろうというプロジェクトが、その人たちの協力のおかげで短時間で遂行できたという感謝があります。

 どちらの立場にいても言える事ですが、社内の人との関係性とは違って、なぁなぁではいかない部分もあります。でも、そのなぁなぁが仕事が進まない原因だったりするので、私としては”外部の人”の方が、より今やっていることを常に整理しながら進める必要があるので、ある意味やりやすかったとも言えます。

もっと協業していきたい

 世の中どんどんビジネスのスピードが上がっているような気がしています。大企業ですべてを自社で構えられるところはいいですが、それらに対抗するためには、小回りを効かせ、スピード感を持ってやっていかないといけないとも思います。

 コロナ禍で、業態や事業内容の変更をせざるを得ない企業も多いと思います。コロナじゃなくても、今後も何か状況は加速度的に変わっていくような気もします。

 そんな時代の流れについていくためにも、自社や自身でやりきるのではなく、様々な企業や人との協業が重要になってくると思っています。

 そうなると、”実際自分自身が何で貢献できるか”と、”多くの人と共通目的をどう見出していけるか”が重要になりますね。

 

 

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