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【企画参加】手放してよかったもの

昔から自己肯定感がやたらと低く、自分に自信がなくて常に周りを伺っていた。

自分を好きになって貰いたい。必要とされたい。いい人だと思われたい。

根底にはそんな思いがあった。

その内、無意識のうちに他人に対して無理をするようにしていた。

(考え違うけど)とりあえず同意しなきゃ。

(今は話したくないけど)話しかけなきゃ。

(面倒だけど)定期的に連絡しなきゃ。

(気乗りしないけど)誕生日プレゼントしなきゃ。

これしたら嫌われた?謝らなきゃ(思い込み)

……何かしなきゃ、嫌われちゃう。怖い。

とにかく他人中心、他人軸で生きてきた。

一応それでなんとなく相手には好かれていたようには思えたが、ある日気づいてしまった。

都合の良い人になっていたこと。

誘いなど、私は自分では結構自分からする方だった。自分が誘えば相手もする。

自分がして欲しいことはまずは自分から。

そんな気持ちでも常にいたが、現実はそうはいかなかった。

結構雑に扱われていた。漫画で例えると仲間内と言うより、モブ扱い、蚊帳の外。

いわゆる仲間内の集まりなどに私は誘われなかった。知らなければ平和だったが、このデジタルの時代、SNSで簡単に近況が知れてしまう。

見るつもりはなかったが、たまたま目に入った。

繋がっていた仲間だとと思っていた人達が時間は違えども同じような写真を投稿していた。とても楽しそうに。

私は愕然とした。仮に一言でも誘って貰えたなら話は違うんだろうが、全く声もかけられなかった。それも一度や二度ではない。気づかなければ良かった。

だが、気づいてしまい、その都度胸が苦しくなった。

ああ、そういうことなんだ。

気持ちがぽっきり折れた。

自分としては仲の良い関係、いわゆる「内輪」とずっと信じていた。

以前なら「なんで誘ってくれないの?」と聞いたかもしれないが、もう聞く気持ちになれなかった。

私は最初から仲間でもなんでもなかったんだ。

もしかしたら向こうは私の何かを見抜いたのかもしれない。明らかに態度も変わった。

私がSNSを苦手としたのはここにある。

特にtwitterに関してはもうやらなくていいと思うくらいには思えた。

ああ、私、何してるんだろう。

そこからは他人に対しての執着心、期待を少し手放した。

多分期待し過ぎていたのもあった。

(都合の)いい人でいるのをやめた。自己犠牲の上で成り立つものは何もなく、ただ虚しいだけだった。空っぽな関係だけ。

これからはきちんと自分の為に生きると決めた。

惰性の付き合い的なものを控えた。

気乗りしないのははっきり断った。

そっと離れた。

最初は独りになるのが怖かった。

が、時が経つにつれて徐々に抑えて自分がむき出しになっていくのがわかった。

辛かったね、苦しかったね。

よく頑張ったね。

そんな風に自分を認めることが出来た。

これでいいんだと素直に思えた。

そして今、自分との関わる人はそこまで多くない。けど、ここも含め、自分を少し出せるようになった。飾らない自分を。本音が言える。

自分が大切にしたい人。

大事にされてる…自分が丁寧に扱われてるなとなんとなくわかってきた。

一人は誰でもなる。家庭があっても。誰かといても。

けど、独りにはなっていないのかもしれない。

集団の中の孤独の方がずっと辛いから。

今はだいぶ楽に生きられる気がする。


ごちゃごちゃと箇条書きに書いてしまったが、

私が手放したものは他人への執着心。




こちらの企画に参加させていただきます。

1月の公開された時より、お勧め記事で拝見し気になっていつつ、なかなか書けずにいましたが、締め切り間近。思い切って書いてみることにしました。

倉田えりさん、素敵な企画をありがとうございました。気持ちが整理されスッキリしました。


そして長文にお付き合いありがとうございました。

そのサポートが励みに力になります。1杯のコーヒーが飲める幸せを実感出来ます☺️