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8ヶ月前の悔しさをバネに

8ヶ月前・・・適応障害になり、休職した直後だった。

試験があった。

一回はコロナで延期になり、ようやくのチャンスだった。

勉強も早め早めに取り掛かってはいたものの、

途中から文字を読むことがかなりしんどく、頭に入らなかった。

今思えばそれは病気の前兆だった。

参考書以外の本でもダメになっていた。

そんな中、受験はギリギリまで迷った。

申込は既にしてあった。

当日体調が良ければ・・・と軽い気持ちでいた。

行きは特に問題なかった。パニック発作の症状もなかった。

だが、試験会場にきて、人の波にちょっと息苦しさを感じ始めていた。

試験は始まったが、全く身に入らない。

とりあえずマークシートだからうめるにうめたが、

手応えはなく、結果は散々だった。


そして帰り道の電車は混み合っていた。

そこでダメになった。

かなりしんどくて、やや過呼吸気味になり、休み休みつつなんとか帰れた。

ただ辛くて涙が溢れた。

そこから8ヶ月。

受験スタイルも多様化し、集合受験もやりつつ、パソコン会場で出来るようになった。

場所と時間さえ合えばいつでも受けられるようになった。

会場は電車に乗らなくてもいい、近場であった。

それだけでも気持ちは相当楽だった。

本当は7月予定だったが、7月は空いてなく、急遽6月になった。

受験をすると決めてちょこちょこ準備はしていたが、本格的に勉強するようになった。

毎日ひたすら問題を解いて書くことに徹した。

けして難しい試験ではない。

だが、ちゃんと勉強しないと合格点は取れない。

あまり自分にプレッシャーをかけないように、もし今回ダメでも次がある!といいかせてはいた。

そして当日。

ちょっと失敗したのは服装。

少しキツめの服を着てしまった🤣

お腹まわりが苦しい。

そのせいか、はたまた緊張か受験会場にきたらちょっと息苦しさを感じるようになった。

あ、これはヤバいパターンかもしれない

試験は一斉ではなく、随時始まっていくスタイルだった。

最初文字みた瞬間に動悸や痺れてきなものがして、苦しかった。

え、これは帰らないと行けない?

だが、今回は勉強したんだ。

ちゃんと最後までやりたい!!

ここで諦めたく無い。

前の自分とは違う。

この発作は長くはなく、数分でおさまる。

ということも分かっていたので、ひとまずはゆっくり深呼吸や、手をギュッと握ったり、落ち着かせることに徹した。

周りから見たらかなり怪しい行動だったかもしれないが、セパレートがあった。

加えてパソコンのカチカチという音があったからさほど問題はなかっただろう。


無事落ち着いてきたので、まずとりあえず全問解答しようと進めた。

分かる問題は分かるが、全く分からない問題はどうしようもなかった。知識問題は考えてもわからない。

とりあえず自己採点をしてみたら

合格、ギリッギリのギリ。

だが、これ以上やっても変わらないだろう。

試験終了50分前に終わった。

終了ボタンを押すとすぐさま採点され、合否が出てくる。

そこでみたものは

予想以上の点数と「合格」の文字


私は一気に脱力した。

プリントアウトされたものを受付で貰い会場を後にした。

やった、やったー!!!

8ヶ月前は絶望しかなかったが、

ようやくほんのわずかだが、未来に希望が見えた。

ようやく努力が報われた。

病気に関してはいわゆる完治、寛解してる訳ではないから、今後とも常に寄り添って飼い慣らす・・・くらいの気持ちでいようと思う。

これを励みに、また違うこともチャレンジしたい。と自信と勇気に繋がった。

諦めなくて、本当に良かった。


そのサポートが励みに力になります。1杯のコーヒーが飲める幸せを実感出来ます☺️