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旅には無限の可能性があった

6年前にフランス、パリへ行った。

女一人旅。5泊7日 夏の頃。

とにかく夜が明るく21時くらいでも夕方のような感覚だった。


そもそものきっかけは

婚活をしていて、

結婚したら一人旅なんて出来ない。

コレがラストチャンス。

と、まあ、結婚相手もまだなのに、勝手に思い込んでいた。

そして、もう一つ。

私はちょっとしたいわゆるオタクでもあり、

ある作品に出てくる登場人物が大好きで、

その推しが話の中でパリにいる設定であった。

聖地巡礼!!!


その2点が主な理由だった。

もちろん旅は好きで年1〜2回はどこかしら行っていた。


旅の準備。

ガイドブックは事前に1冊買い、追加でもう一冊買った。

地球の歩き方

るるぶ

この2冊で必要な情報はほぼ揃った。


フランスは初めてだった。海外一人旅も。

もちろんフランス語なんてさっぱりだった。

まず初めにしたのはラジオフランス語講座。

だが、数回で挫折した💦

私にはちょっと難しすぎるというよりあまり使えない単語やフレーズだった。

結局

指先フレーズ集に頼った。

大袈裟でなく、かなり重宝した。

現地で私が喋ったフランス語は

ボンジュール

メルシー

この二つだ。

それだけで本当になんとかなる。

挨拶さえ出来れば後はゼスチャーだ。


無茶苦茶な話だが、盛ってはない。

旅だからなんとかなったが、留学やビジネスではこうはいかない。

今回、丸ごとツアーは頼まなかった。

航空券と宿セットのフリープラン。

(空港から遠かったので、送迎オプションはつけた)

冷静に振り返ると結構無防備だ。

見知らぬ、しかも海外でフリーとか。

だが、私は選んだ。

というのも行きたい場所がプランに含まれてなかった。

・モンサンミッシェル

・ベルサイユ宮殿

・ノートルダム大聖堂

・夜のエッフェル塔(イルミネーション)

行きたい場所を網羅したツアーは残念ながらなかった。


そして何より、イギリスにも行きたかったのもあった。ユーロスターを使って。

かと言って自分で全部自力で行くのは困難なので、オプションを付けた。

夜のエッフェル塔は一人旅で行くにはかなり危険とあったし、モンサンミッシェルやベルサイユ宮殿はかなり遠い場所にあり、電車乗換は少しリスクが高過ぎた。

値段はそれなりしたが、後悔はしてない。

そう、海外は治安が日本ほど良くない。

それは紛れもない事実だ。

私は何を優先したかというとそこだった。

旅は楽しいばかりではない。

ガイドブックで主に何を確認したというと

・観光地、気温、時差など基本的なことはもちろん

・トラブル事例

これは片っ端から読んだ。

そして実際、私も結構な頻度で遭遇した。

オペラ座通りで怪しげな人達に囲まれそうになったり、急に英語で話しかけられたり。

とにかく聞いたらダメだと、逃げて逃げた!


女一人旅は気楽だが、危険でもある。

特に日本人は人がいいから狙われやすいとも聞いていた。


対策をしてるとしてないでは全く気持ちが違った。

おかげで被害には合わずに済んだ。

海外は日本とは違う。最悪の事態をある程度想定するべきではある。

こんなことばかり書いてて、旅は結局どうなの?

となるが、

石畳みの街並みは最高で、行きたい場所、全部行けて満足だ。

街には至るところにオープンカフェが並ぶ。

そして夜はバーになる。

本当にお洒落な街だった。

公園を見かける度に花は咲き乱れ、憩いの場所になっていた。

実は行くまでは不安で、直前まで体調も崩してした。

咳がずっと止まらず(それ以外は元気)

私、フランスで死ぬかも。

でも行きたい。行かなきゃ死にきれない。

そんな気持ちで行ったフランス。

12時間後。

フランス、パリの空気が合っていたのか、咳は嘘のように止まった。体も軽かった。

受け入れて貰えたのかな?なんて一人都合よく感じた。

旅終えて帰国した直後の感想としては

私、結局出来るじゃん?

と妙な自信はついた。

一人で良く行けたな自分と今でも振り返るとびっくりしてる。若さと推しへの思いが勝った。



また色々落ち着いたらフランスに行きたい。

今度はピアノバーにも。

古城も見たい。

旅したいー!!!






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