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スーパーにある食材で作る!? 琉球料理 ドゥルワカシー

沖縄が琉球王国だった時代、宮廷料理やおもてなし料理として食べられていたドゥルワカシー。

ドゥルワカシーは旨みを味わう料理!?

ドゥルワカシーの見た目は、少し地味さがありますが、この地味さからは想像できないくらい絶品料理♡その理由は、なんと言っても旨味の「三大うま味成分」が全て含まれているのです。

▼豚肉のイノシン酸・グルタミン酸
▼干し椎茸のグアニル酸
▼カツオだしのイノシン酸

うま味を、2つ以上かけ合わせることでうま味が増し旨味の相乗効果が倍増します!旨み成分の出汁で練りあげるようにして煮詰める調理法。旨みがギューと濃縮された味わいが最高に美味しい1品です♡
干し椎茸を水戻しするときは、タッパーなどに水、干し椎茸を入れ冷蔵庫(約5℃)で半日ほど寝かせ戻すことでうま味が増します。ひと手間ですが、時間がある時は前日から戻し、うま味を最大限味わいましょう♡

ドゥルワカシー愛が伝わったところですが、主な材料は、沖縄県外では手に入りにくい田芋カステラカマボコ・・・。「ドゥルワカシーをもっと手軽に!日常的に食べたい!!」と思い、考案したのが今回のレシピです。

メイン材料 田芋は○芋で代用!?

田芋(水芋)は繁殖するので、子孫繁栄や縁起物とされ、沖縄の伝統島野菜の1つです。水田栽培のため傷みやすく、蒸してから出荷されます。そのため沖縄県外では、ほんの一部沖縄物産店で購入できますが、手に入りにくい島野菜。

田芋はサトイモ科なので、里芋と似ています。食べ比べてみると里芋より、田芋の方が粘り気や甘味があるのが特徴的。

ドゥルワカシーの伝統的な材料は、田芋、田芋の茎、カステラカマボコ、豚三枚肉塊。今回は、メイン食材の田芋を里芋で代用し、三枚肉は使用せず、手軽に作れるように豚ひき肉で代用しました。
上品な味なので、お正月の1品にもおススメですよ。

★材料(小鉢5人分)

里芋300g(6個) 豚ひき肉50g 干し椎茸3枚 油大さじ1 A(かつお出汁100ml 干し椎茸の戻し汁50ml 塩小さじ1/2) グリンピース(茹で)適量

★作り方

① 干し椎茸は水で戻し(3時間以上)、石づきを取り除き、1㎝角に切る。
② 里芋は、皮をむき一口大に切きり、軽く洗う。鍋に里芋、ひたひたになるくらいの水を入れ火にかけ、沸騰したら中火にして約10分茹で、ザルで水気を切る。
③ フライパンに油をひき、油が温まったら豚ひき肉を加え炒め、ひき肉の色が変わったら、①.②を加え、ヘラで里芋を潰し、Aを加え練るように混ぜ合わせ、粘りが出て水分がなくなったら火を止める。
④ グリンピースを加え軽く混ぜ、器に盛り付けたら出来上がり。

(1人分の栄養価:エネルギー88kcal たんぱく質3.2g 脂質4.5g 炭水化物9.4g 食物繊維3.8g 塩分0.5g)
*文部科学省 日本食品成分表(七訂)2020年版参照


★ワンポイント

*里芋は熱い方が潰しやすいので、里芋が冷めた場合は一度温めると潰しやすくなります。
*干し椎茸を時短で戻す場合は、耐熱容器に水、干し椎茸をいれ軽くラップをかけ600wで2分加熱し、10分おくと時短でもどせます。
*かつおだしは無塩のだしを使用していますが、Aの【かつおダシ100ml、塩小さじ1/2】→【和風だしの素小さじ1 水100】でも代用可能です。


手軽に手に入る食材でつくる琉球料理です。
よかったらお試しくださいませ~♪

食ZENラボさまのレシピサイトにて
ドゥルワカシーのアレンジレシピも掲載中です
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