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読書と平凡な日常39 SUN

 どうも、紅りんごです。最近は、太陽の光もだんだんと弱弱しくなってきて少し悲しいです。まぁ、それでも夕陽は綺麗なままですね。今日はそんな日が落ちる頃に関わる作品です。

もも

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 39冊目は湊かなえ『落日』。有名映画監督は、過去の思い出を映画にするために、五流脚本家真尋に調査を依頼する。とある事情を抱える真尋と監督、何の接点もない二人の人生は、調査を進める内に交わり、驚きの真相が明らかとなる。過去を乗り越え、希望へと向かう心が少し温かくなる作品。

 落日、そのタイトルにもまた深い意味があり、読んでいる内にその光景が浮かび上がってきます。空関係で最も美しいのが夕陽ですね。何というか、何でもないどうでもいい光景でもドラマチックにしてくれる、そんな万能調味料的なイメージがあります。毎日見ることのできる光景だというのに、飽きることも無く眺めてしまうのは、刻一刻と変化し、一瞬として同じものが無いというところでしょうか。飽きっぽい性格なので、変化の分かりやすい夕陽はとても分かりやすくて好きです。皆さんはいかがでしょうか?明日、空を見上げながら考えてみてください。

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