読書と平凡な日常17 ロマンはロマン
どうも、紅りんごです。少し肌寒くなってきましたね。夕暮れもかなり早いですし。九月も中頃、そろそろ中秋の名月……ですよね? お団子大好きなので、毎度毎度その日がやってくるのを心待ちにしています。きれいな満月を見ながら宇宙へ想いを馳せる……そんな夜がたまにはあってもいいですね。今日紹介するのは、ロマンあふれる宇宙のお話。
17冊目は伊与原新『月まで三キロ』。上記以外におすすめするなら、表題作『月まで三キロ』。自殺を望む男が乗り込んだタクシー。樹海へ行くように言った男に対して、運転手は「おすすめの場所」があると言う。そこは「月まで三キロ」の場所だった。
ここは地球なのに月まで三キロ、というのは一体どういうことなのか。不思議とロマンあふれるこの作品を是非読んでみてください。
ロマン。3文字でなんと甘美な響きでしょう。宇宙はロマン。ロボットはロマン。合体はロマン。死んだ相棒の武器をもう一人が使うのはロマン。一撃砲はロマン。ロマンには「上手く説明できないけど、考えているとテンションが上がるもの」といったイメージがあります。もっとうまい表現があるかもしれませんが、簡単に言いたいことが伝わるのも事実ですね。詳しく考えると、「ロマンか……? 他にもっと適した言葉があるんじゃないの?」と思ってしまうので、考えるのはここまでに。ロマンはカッコいいからロマン。考えるな、感じろ。
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