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少年は壁にボールを投げる

きょうも少年は壁にボールを投げつづける。遠くから響くその汚れなき音を聴きながらベッドに横たわる男がまたひとり安らかに目をとじる。永遠に。よし。これで989人目。少年はあしたも壁にボールを投げる。念願の1000人をめざして。

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