見出し画像

牡蠣って何を食べて生きてるの?

牡蠣が成長するためには、
栄養になるものを食べなければなりません。

食べたものからできているのは
人間と同じだからです。

おいしい牡蠣はきっとおいしいものを食べて
成長しているのだろうとイメージするでしょう。

実は牡蠣が食べているのは、
植物プランクトンやその破片
です。

プランクトンというのは
水中を漂っている微生物のことで、

葉緑素を産生するなど植物性の生物に
共通する特徴を持っているものが
植物プランクトンと呼ばれています。

「植物プランクトンしか食べないで
本当に生きていくことができるの?」
と、疑問に思うかもしれません。

しかし、植物プランクトンには
牡蠣が育つために必要な栄養が
豊富に含まれている
のです。

また、海洋中には様々な種類の
植物プランクトンが存在しています。

色々な植物プランクトンを
食べていると考えると、
少し考え方が変わるかもしれません。

人が色々な野菜や果物を食べて
栄養バランスを整えているのと同じで、
牡蠣もまた多種類の植物プランクトンを食べて
健康的に成長しているのです。


日本の養殖場ではこうした食性を考えて
元気な牡蠣を育てる取り組み
行われています。

牡蠣はもともと海底に生息していますが、
植物プランクトンは海水面に近いところに
たくさんいるという特徴があります。

そこで養殖場では
牡蠣がより多くの植物プランクトンを
食べることができるように、

時々牡蠣を引き上げて水面まで持ち上げて
また沈めるという作業を行っているのです。

こうすることで牡蠣はすくすく育ち、
短い期間で市場に届けられます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?