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海外では牡蠣って食べるの?<ニュージーランド編2>

ニュージーランドを代表する牡蠣として、
南島の最南端で秋から冬にかけて獲れる
「ブラフ・オイスター」も見逃せません。

日本で食べられている牡蠣は多くが養殖ですが、
このブラフ・オイスターはほぼ天然物です。

水深の深いところで時間をかけて育つため
年間の収穫量がごく僅かという希少種でもあり、
旬の時期にはその味わいを堪能しようと
多くの人々が産地を訪れます。

毎年5月に開催されるフェスティバルでは、
とれたてのブラフ・オイスターが楽しめるほか
殻剥き競争などのユニークなイベントも行われ
街中が大いに賑わいます。


小ぶりながらもさわやかな喉ごしと
さっぱりとした味わいが魅力

ブラフ・オイスターは、
やはり生食がもっとも人気です。

クセの少ないあっさりとしたその味は
レモンやライムのさわやかな風味や
エシャロットソースとの相性抜群
で、
何個でも食べられてしまいます。

もちろん生牡蠣だけでなく、
加熱調理したメニューも絶品です。

牡蠣を加熱して食べるとしたら
日本では焼くか蒸すかが一般的ですが、

ニュージーランドでは
フィッシュ&チップスのように、
衣をつけて揚げる
食べ方も好まれています。

さっぱりした優しい食感のブラフ・オイスターは
タルタルソースなどの濃厚なソースとも
よく合うのです。


ほとんどがニュージーランド国内で消費され、
海外にはほとんど出荷されないという
このブラフ・オイスターは、
日本人にとっては”幻の牡蠣”と言えるでしょう。

もし旬の時期に産地を訪れる機会があったら、
ぜひ味わってみたいですね。


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