スーパーで売ってるカキフライでもあたる可能性ってある？

スーパーで売っているカキフライは
しっかり加熱されているため、
食中毒を起こす心配はほぼありません。

カキフライを食べたことで
食中毒を起こす原因としては、
「ノロウイルス」が挙げられます。

ノロウイルスは人間の腸内でのみ
増殖するウイルスで、

本来は牡蠣などの二枚貝の体内で
ノロウイルスが増殖することはないと
言われています。

では、なぜ牡蠣を食べて
ノロウイルスに感染するのかというと、

感染者の排泄物に含まれるウイルスが
下水処理場で浄化処理しきれずに、
牡蠣の棲む海へ流れ込んでしまうからです。

牡蠣は大量の海水を吸い込み、
その中のプランクトンを濾して食べます。

この海水にノロウイルスが含まれていると、
牡蠣はプランクトンと一緒に
ウイルスを体内へ取り込んでしまうのです。

こうして牡蠣の体内にノロウイルスが蓄積され
それを人間が食べてしまうと、
食中毒を起こす可能性があります。

ノロウイルスは熱に弱いため、
高温で十分に加熱することで死滅します。

厚生労働省では加熱時間の目安を
”中心部が85～90℃で90秒以上”と
推奨しており、

スーパーなどではこれに従って
調理が行われているため、
ノロウイルスに感染する可能性は
きわめて低いと言えるでしょう。

ただし、普段から健康な人でも
牡蠣を食べたときの体調によっては
食あたりの症状が出てしまうことも
あるようです。

牡蠣は栄養価の高い食材ではありますが、
体調に不安があるときは
食べるのを控えておくと良いでしょう。

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