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英語表記でRがつく月以外は牡蠣を食べるな、ってホント?それはなぜ?

英語で”R”がつく月とは、
日本の9月から4月のことを指します。

January(1月)、February(2月)、March(3月)、
April(4月)、September(9月)、October(10月)、
November(11月)、December(12月)


このRが付く秋から春にかけての時期以外、
つまり5月から8月のRが付かない月には
牡蠣を食べないほうが良いという説は
本当にあります。

ただ、これは「毒があるから」などの理由で
絶対に食べてはならないという意味ではなく、
「食べて後悔することが多いから
やめておくべき」
という程度の意味合いです。


Rが付く月以外は牡蠣を食べてはならないと
言われているのは二つの理由があります。

まず一つは、Rが付かない5月から8月は
真牡蠣が産卵期を迎えるからです。

真牡蠣は産卵期に入ると、
体内に蓄えたエネルギーや栄養分を
すべて卵の形成に使い果たしてしまいます。

栄養が抜けた牡蠣は
身が痩せ細って水っぽくなるうえに
旨味成分もなくなってしまう
ため、
食べても美味しくありません。


そしてもう一つの理由は、
夏になると腸炎ビブリオ菌による
食中毒の発生が増える
からです。

牡蠣の食中毒の原因といえば
ノロウイルスが有名ですが、
ノロウイルスは海水温が低下する
冬に活発化します。

一方、腸炎ビブリオは
海水温が上がる夏場に活発化する
菌で、
夏バテで体力が落ちている場合などは
余計に感染する可能性が高くなります。

生食を避けて十分な加熱調理をすれば
菌を死滅させることはできますが、
リスクが0になるわけではありません。


この二つの理由によって
5月から8月は牡蠣を食べるなと
言われていたわけですが、
実はこれは過去の話。

現在は流通や養殖技術が発展したおかげで
一年を通して安全に美味しく
牡蠣を食べられる
ようになっています。

また、日本でとれる牡蠣の中には、
夏場に旬を迎える「岩牡蠣」もあります。

夏に牡蠣を食べたくなったら、
品種や産地などをチェックして
選ぶようにすると良いでしょう。

夏でも美味しく牡蠣を食べたい!!
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