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お灸の効果とは?

東洋医学の基本的な効果をよくお客さんから聞かれますので、今回はお灸の効果について。(鍼もほぼ同じと考えて下さい)


お灸は古くから伝わり紀元前2世紀の文献がみられ、東洋医学の最古の歴史書「素問霊枢」から医薬として記載されています。


日本には6世紀頃に伝えられたとあり、「医心方」という文献が最古の文献になります。


早速ですが、灸はなぜ効果を発揮するのでしょうか?


通常はお灸の熱さで皮膚上の血管やリンパ管などが拡張し、血流を促し、それにより疲労物質が流れ筋が緩み「気、血、水(津液)」の流れを良くなり効果を発揮しますが、ただそれだけではありません。



お灸の熱さは、ウィルスや細菌の動きを鈍らせる効果があり、リンパ球や各細胞が活性化されるので、細菌やウイルスを退治する免疫細胞が全身にパトロール隊として増やし、病気にならないカラダ作りと免疫機能の向上にひと役かっています。

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(熱さは刺激により末梢血管が拡張されて、冷え、高血圧、ホルモンバランス、自律神経なども回復に積んばがります)



お灸で免疫機能が向上すると、基礎体温の向上に繋がるので、(大まかに36・5°以上)病気の元である低体温(冷え)が改善され、ウイルスや細菌、もしかしたら癌なども回避できやすい身体になりますし、「自律神経症」や「不安症」にも大きな効果がみられます。



お灸の熱が皮膚上にあるセンサーに刺激して、自律神経系を介して副交感神経の機能を高めて(リラックスホルモンのドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン)安眠効果、イライラ、不安症、パニック障害メンタルなケアにも効果がありますので、医院でも自律神経症からくるメンタルの部分も効果が出ています。

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内面的なことが原因である病状に関しては、自分の意識の向上と前向きな物事の捉え方が良い結果をもたらします。単にお灸だけでの効果だけに留まらず、効果を上げる成果としてはお灸でもありですね。



簡単でではありますが、今回は東洋医学的な視点よりも西洋医学からの視点でお話しさせて頂きました。



お灸に限らず、食や運動でも健康維持をするという事は、自分を大切に扱う行為ですので、他人にも優しくできる事だと思います。



また、お灸や指圧マッサージなどを家族同士で行えばスキンシップになり夫婦、家族など円満にも繋がります!


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