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ぼくが ちょと しょぼっとしてたとき

小学生の子どもたちから 手紙をもらうことがあった。

どの手紙も、その子らしさがあらわれていて、読みながら、ついニンマリしてしまう。

文字よりも、絵に力を注いでる子

ダイナミックな文字から、鉛筆を持つ姿が浮かんでくる子

何を書こうか、かなり考えたやろなあと思われる子

どれにも、うれしい言葉が書かれている。


私の似顔絵もあった。

それには、うっすら消しゴムの跡がある。

老眼対策で、顔をう~~んと近づけて見てみると、ほうれい線を描いた跡が・・・・(爆)
いったん描いたものの、やっぱり思いなおしたのか!?

子どもなりの、気遣いのようだ。
どうもありがとうね。


手紙の中には、こんなものがあった。


「いっぱい遊んでくれてありがとう。」

そうか。
そう思ってるんやな。
それが、一番の思い出になっているんやなあ。
嬉しいじゃないか。
ほろっとするじゃないか。

でもね。
私は、決してその場に、遊びに行ってたんとちゃうねんで~~~。

まっ、いいか。


それと、こんなものもあった。


「ぼくが ちょと しょぼっとしてたときに、おもしろいことお してくれて ありがとう。」


そんな風に受け止めてくれてたんか~~。
しょぼっとしてたことに、幼いながらも、自分で気がついてたんやなあ。
すごいなあ。
それで、わたしが励ましてたってことにも、気がついてたんやなあ。

子どもって、なかなかにするどい。
いやはや、びっくり。
おそれいりました。


でもね。
わたしは、決して、おもしろいことおしたつもりは、ないねんで~。
真っ当に、励ましてだけやねんで~~。

ちょっと、ちょっと。
これって、いったい どういうことやの~~~~。


俵万智さんの、子どものことについて書かれたエッセイを読んだ時の気持ちが、ふとよみがえってきたわ。 

こんな読後感にさせるなんて、みんなやるなあ。
わたしのnoteなんて、ぼろ負けやわ。

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