見出し画像

2021・年賀状のデザインが出来るまでの過程をまとめてみた

あけましておめでとうございます!
今年も個人的に年賀状のデザインをしてみたのでその過程をまとめてみました。

年賀状、それは…何も制約のないキャンバス…

そう、制約がない分難しく、ワンビジュアルデザインを作る訓練にはうってつけの媒体だと思います。
今年はどんなデザインにしてみようかなと思いいくつか条件を挙げてみました。

・丑年感をだす
・女性に好まれそうなデザインを追求してみる


あとは、私の夫が作家活動で作ったぬいぐるみを素材にできないだろうかと考えました。

ラフとイメージボードを作ってみる

・丑年感をだす
・女性に好まれそうなデザインを追求してみる
・ぬいぐるみも絡ませてみる

上記の条件を踏まえながらまずはラフを作成しました。

自分もわくわくするような女性受けするデザインが作りたいな!
と思い、素敵だなと思うイメージもピンタレストでピンしていきました。

データ化してみる

何案か出しましたが、こちらのラフで制作を進めることにしました。

丑年ということで2体のぬいぐるみを牛柄にして牛に見立てる試みです。

最初の状態がこちら↓ 単に要素を並べただけ。
全体に牛柄を敷き、ぬいぐるみに柄をかけて牛に見えるイメージを具体化していきました。

そして、ここから着色と字面をザックリと整えていきました。

最初はモノクロで仕上げる想定でしたが、データ化すると想定以上にビジュアルの印象が重くなったので軽めの好みのカラーを取り入れました。
この時点で結構気に入っていたのですが、

・丑年っぽさが足りない
・パッと見て何かわからない
・お正月感が薄い


などの点が気になり、他にもいくつかバリエーションをだしてみました。

また、牛っぽさを出すために柄がぬいぐるみにかぶさっている箇所のみモノクロにしてみました。

赤と金の色合いで正月っぽさを表現し、一旦下の絵面で落ち着きました。
が、何かつまらない。辻褄は合っているのにいまいちシックリこない。

テクスチャの統一

何故つまらなくなったのだろう、と思い原因を考えてみました。

・テクスチャが中途半端にバラバラ
・引いてみたときに一体感が足りない
 (ひとつひとつの要素がパラパラして見える)

上記を解消するために、ぬいぐるみも背景もテクスチャを統一することにしました。

また、引いてみたときに一体感が出るよう各要素のサイズを微調整しました。

そして完成したのがこちらです。↓

テクスチャも水彩画っぽいテイストでまとめて一体感を出しました。
というわけで、当初描いていた要件はある程度満たせたのではないかと思います。手に取った人にも少しでも華やいだ気分になっていただけたら嬉しいです!

今年は自分の好きなテイストで試してみたかったのでかなり時間を裂きましたが着地できたのはデザイン女子部デザインもくもく朝活の時間を借りて作業ができたからだと思います!みなさまありがとうございした^^

今年も公私ともに魅力のあるビジュアル作りを追求していきたいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?