業務連絡スペシャル(生存報告と創作活動について)。
RTGです。いつも大変お世話になっております。
皆さんお変わりありませんでしょうか。私は仕事が大変です。
今年に入ってから仕事の中身がすげえめんどくさくなったんですよ。具体的には言えないけど、2~3ヶ月ごとに仕事のスキームがゼロから変わるの。今やってることに慣れる間もなくGo To ネクストステージのエブリデイ。賽の河原で石積まされてんのかと思う有様。
そういうわけで、仕事をして仕事をして仕事をして仕事をして書類をカリカリカリカリカリカリカリカリやっておりました。娑婆にも滅多に顔を出さずに社畜街道まっしぐら。TwitterがX JAPANになったり週刊ポストになったことにも気づかない始末。
そういう具合にですね、デジタル世捨て人として日々を過ごしていたらあら不思議。note最終更新日から3ヶ月も経ってやんの。ハハ、ウケる(真顔)。
仕事の仕様は相変わらず鬼ですが、一瞬だけ間が空いたので何か書きます。差し当たっては、最近の創作活動について2つほど報告を。
note書いてないのに何が創作活動かってお思いでしょうが、裏でちょこちょこやってたんスよ。まあ聞いてくれ同志諸君。
①逆噴射小説大賞2023に向けて
今年も開催してくださるようです、逆噴射小説大賞。今回で通算6回目。
常連さんには説明不要でしょうが、手違いで迷いこんだ初見さんのために説明しておくと。
こういうヘンな名前の小説大賞があるんスよ。パルプ小説(ノンジャンルのエンタメ小説)の書き出し800字以内で面白さを競う、物書きバーバリアンどもの由緒正しき祭典が。
賞の名前と800字という短さとは裏腹に、レベルはかなり高いです。ただでさえ猛者揃いの常連が群れ集っているうえに、どこから噂を聞きつけてくるのか毎年バケモンじみた新人が殴り込んでくる魔境。だからこそ、上位進出(二次選考突破、最終選考作選出、優勝)は大変な勲と見なされています。
昨年の開催告知記事と結果発表記事を貼っときますので、よろしければご一読ください。2021年の最終選考作にはワシの作品も入っとるんすよブヘヘヘヘ
さっきも言ったとおり仕事漬けの毎日ですが、そんな中でもネタは降りてくるものでして。
ある日不意に脳内に浮かんだんですよ。あーこれ良いなってセリフが。そいつをその場でスマホに書き留めた後、セリフの前後につながるストーリーをチマチマと構築。一週間くらいで初稿を書き上げた後、リアル友人の下読みを経て推敲を重ねる。
そんなこんなで6月末、今年の逆噴射応募作が一本できあがりました。
いやーやっぱ良いですね、早めに仕上げておくっていうのは。書けるうちに書いとけの精神で早めに着手しましたが、やはり正解だったと思います。できればもう一本書いときたいんですが、ノーアイデアで苦心惨憺しているのが正直なところです。中々インスピレーションがキマらなくてつらい。でもギリギリまで足掻く。
どうあれ、フェスティバルの入場券は確保できました。パルプスリンガー(パルプ小説の書き手)の皆様、今年もよろしくおながいします。
②某文学賞に応募した
『文学賞』つっても、小説す◯る新人賞とか群◯新人文学賞とかそういうビッグネームじゃないんですけどね。
地方のちょっとした文学賞、そいつの小説部門に応募しました。応募作の主流は純文学のようですが、娯楽小説、つまりパルプも可なのでそっちで勝負した次第です。賞の正式な名称については、申し訳ありませんが今日のところは伏せさせてください(主に身バレ関係のため)。
小規模とはいえ、過去数十年にわたり開催されているれっきとした文学賞です。審査員もガチな方々だし、何より入賞すれば賞金が出る。商品券とかじゃなくて現ナマで出る。しかも金額は万単位。
そういうわけで、カネに目が眩んで小説一本書き上げました。規定枚数上限ジャスト、400字詰原稿用紙で40枚(実際の仕様は800字詰原稿用紙で20枚)。
語れることはいくらでもあるのですが、差し当たっては上のツイートに沿って一つ。
とにかく枚数制限がキツかった。最初はnoteで原稿書いていたんですが、途中から原稿用紙ソフトをインストールしてnoteの内容を落とし込んだんですよ。そしたらまあー枚数の食われること食われること。当初案のままで書き進めたら到底上限に収まんない。400字詰原稿用紙で40枚どころか50枚、下手すりゃ55~60枚はザラに行く。
シーケンス(一連のシーンの中身)を大幅に短縮したり、本来のシーケンスを丸々削除→エッセンスだけ凝縮させた短いシーケンスを入れたりと、色々無茶をしましたがそれでもギリギリ収まんない。最後は一行単位、というか一文字単位で調整を繰り返していました。
数文字修正をかけただけで即改行(一行増える)→規定枚数オーバーのデスコンボは本当にトラウマです。すべてのシーケンスが有機的に繋がっている中、その繋がりを維持したままで修正、ましてや追記するのはマジで難行苦行でした。あたまがばくはつしかねないレベルの難題。
タテヨコ20文字(800字だと25×32)の升目に沿って書く以上は自明の現象なんですが、こうして言われてみてもピンと来ない人もいるかもしれません。少なくとも私は原稿用紙で書いてみないと分かりませんでした。
いやあ予想外でしたねえ、800字以内でギチギチに押し込める逆噴射小説大賞の経験がここでも活きてくるだなんて。というか活かすような窮地にハマりたくなかったんですが。
あ、あの……自分が書いてる小説14000字くらいなんスよ。800字上限の戦いと同レベルの調整させるのやめてもらっていいスか、いや本当に(血涙)。
楽屋の裏話はこんくらいにするとして、とにかく何とか書き上げて応募まで持っていけました。十全ではないにせよ、ある程度は賞レースで勝ち負けできるクオリティに仕上がったかな、というのが正直な感想です。
勝てばパルプスリンガーの誰もが憧れる、自作小説でのMAKE MONEY達成です。結果発表は11月上旬。首尾よく結果を出せたら報告しますので、それまでしばらくお待ちください。負けたら笑ってごまかします。
ひと頃に比べればほとんど死人のような体ですが、なんだかんだで生きてはいました。どちらの報告も未発表作品の話で甚だ恐縮ですが、生存報告と受け取ってもらえれば幸いです。
差し当たっては、来月に開催を控えた逆噴射小説大賞でお会いできればと思います。それまで皆様息災で。お会い出来る日を楽しみにしています。
それでは、また。