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6と7/100 「Don’t be too serious!」

今週叶えたわたしの小さな夢は、二つもあります。しかも一日に二つ。というのも、仕事をお休みしたんです。きちんと申請して。

週の真ん中の水曜日に突然休むというのはあまりしたことがない方も多いかもしれませんが、もしも仕事スケジュールに余裕がある時にはおすすめです。と、偉そうに勧める私もハノイに来てから実行したのは初めてでした。

まずは近所のカフェで読書と朝ごはん、少し必要だった雑用を終わらせてから、念願だったジムへ!お恥ずかしいことに、メンバーになったのが一月だというのに、以来一度も行けていませんでした・・・。そもそも、ジムに行きたい派の夫が「ペアで入ると安くなるよ〜」というのでのこのこ入ったものの、私の人生にはこれまで、ジムに通うという習慣が一度もなかったのでした(住んでいたアパートに無料の小さなジムがついていた時すら行かなかった!)。でも、ハノイは空気が悪いので外をランニングするのも少しためらわれます。今日こそ!!

といっても、マシーンなどではなくヨガクラスに参加、インド人の若い男性の先生がコアマッスルを鍛える動作をみっちり一時間指導してくれました。他の生徒さんは四人ほど、主にベトナムの方たちで常連さんのようでした。ヨガスタジオに入って挨拶するとすぐ、「どこから来たの?」と聞かれたので日本人だと答えて、他の生徒さんたちとも少しおしゃべりしてレッスンスタート。

動きはスローですが徐々にじっとり汗も出てきて、先生にやんわりも厳しくされてひーひー言いながら笑いながらレッスン終了。生徒さんたちもバラバラと、ありがとうございましたーと言いながらスタジオを後にする時に、先生に「本当に日本人?」と聞かれました。もちろんそうだけどと答えると、「I don’t believe it (信じられないなぁ)」と言うので一体どういうことかと思ったら、「クラスに参加する日本人はいるけど、みんな無言で笑顔も一切なくて、真面目にヨガをして黙って帰っていくだけなんだ(They never smile, never talk, just do yoga and go home)」と言われたのです。

おそらく、言葉と交流の仕方への壁ではないかと思いました。英語を全くできないことはなくても、インド人の先生とどのように会話したら良いのかもわからないし、話しかけて通じないと困るし、ヨガクラスという目的をしっかりこなして帰宅することに徹しがちなのかと。そうなりがちな状況は、わたしにも経験があります。「きっと、言葉とか、交流するのが少し心配なだけだよ」と説明しようとすると「そうなんだよ、心配しすぎ、もっと気軽にしてていいんだよ (Yes! Too much. Don’t be too serious!)」のこと。ごもっとも。

程よく疲労感のあるまま、今度は、もう一つの念願だったブックカフェに行きました。友人から教わっていたものの、少し遠いのと息子がいると日中はじっくり本を読む時間も取れないので来れていませんでした。配車アプリのGrabで到着。

平日ですがお客さんが結構いました

英語の本がずらり、みっしり並んでいます。古典や世界的ベストセラー(『サピエンス』とか)、村上春樹さんや平野啓一郎さんの本もありました。久しぶりに本に囲まれて眺めて至福の時。ベトナムの文化、社会、人びとに関する本を一つ買いました。

ベトナム語の色々な単語にある絶妙な価値観や社会の仕組みを説明してくれています

このあとはカフェに寄って、帰宅すべき時間までマンゴースムージーを飲みつつ本を読みました。ベトナムの本の最初の短いエッセイ三つと、日本の文庫本。平日にとったお休みですっかりリフレッシュできました。これからも真面目になりすぎず(!)、取れる時にはお休みをちょこちょこ取りつつ、やりたいことや行きたいところ、自分の好きなことを日常に取り入れていきたいと思います。

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