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起業してサービス開発したくなった人のためのチェックリスト


思いついたアイディアをアプリやWEBサービス化するためには、まず何をすればいいのか。

UXデザイン視点とリーンスタートアップの観点から事業プラン相談サービスを行う中で、ほぼテンプレート化してきたフローをまとめました。


① ターゲットが正しいかを確認


 → 実際のユーザー候補を10人ぐらい見つける

資料上のターゲット像は自分に都合の良い虚像になりがち。
あとは自分だけ・自分の周りにだけしかニーズがなかったパターンも多い。


② 課題設定が正しいかを確認


 → 共通した課題を持っているか、それを解決したいのかをヒアリング

課題がバラバラだと、解決方法もバラバラになる。
また、今すぐにでも解決したい課題なのか、そのうち解決したらいいなレベルの課題なのか、その課題はその人の生活のうちどれぐらいを占めるのか、深度も探る。


③ 解決方法が正しいか確認


 → その課題を解決するために、あなたのサービスを使いたいか
(NOの場合は、理由(他サービスで間に合っている等)を聞く)
  ・有料の場合いくらなら払うか

今既にある商品のリプレイスだと、既存のものに比べて何が良いのか想像してくれやすい。今までに全くない概念でも、「〇〇が大丈夫なら使う」のような条件つきの意見を聞ければ、むしろ確度が高まる。


▶︎ ここまでの段階で、各ポイントをクリアしない場合は、1つ前のステップに戻って再トライ💪


④ 実際に動かせる簡易プロトタイプや、既存サービスを使って代替可能なものが提供できる場合

 → 実際にサービスを使うか検証、使い続けられなかったり満足度が低かったら原因を究明

C向けなら、SNSや個人間売買サービス、オンラインサロン・グループなどで代替可能なことが多い。
B向けは少し難しく試すのに期間を要するが、BPOやワークフロー自動化ツール、コンサルだと可能。テストマーケティングとしてLPサイト、紹介動画も判断軸にできる。

いずれも、なるべくお金を使わず、シンプルに試す。
重く作りこんでしまうと頑張った分だけ方向転換がしづらくなる。初期に作ったものはほぼ変わっていくので、捨てることになっても痛くない程度に。


▶︎ 全クリアしたら、拡大に向けて本格的に開発やファイナンスを検討💨

 → 人力では捌き切れない処理量になったら初めてシステム化を考える


あの機能もこの機能もつけてワンストップで色々できるように開発したい、というお話もよく聞きますが、使う人が少なければ直近は必要性がないことが多いです。

機能が多くなると提供価値が一言でスパッと言えなくなるので、初めて見た人に何ができるサービスなのか伝わりづらくなります。
(一般的にも、ユーザーの8割は2割の機能しか使いません🙄)

また、並行してマネタイズ方法に悩んでいる方は多いのですが、上記ステップをクリアしていない場合、収益以前にそもそもサービスとして成立しない可能性の方が高いです。


趣味で開発したりどれぐらいリスクを取るかは自由ですが、なるべく余計なリスクや不安を抑えて着実に進めていきたい人は、まずはこのリストを順番にクリアしていくのがおすすめです。


...とはいえ、具体的にどこまで確かめればOKなのか、今の進み方は果たして合っているのか?、各ステップをクリアする手段がわからない、、、という方は一度ご相談ください😄

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