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土曜日の朝食 もはやバター

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269 バターとトースト&コーヒー。

 あー、バター食べたい。唐突に、朝からバターが食べたい日だった。現在、常備しているバターは2種類。北海道産のよつ葉パンにおいしい発酵バターとフランス・ブルターニュ産のグランダーナチュール発酵チャーンバター(有塩)の2つ。いずれも近所のスーパーマーケットで入手可能なバターだが、比べれば後者の方が濃厚でコクがある感じだろうか。

 チャーンというのは製法の名称のようだ。生クリームをグルングルンと回して攪拌させながら、水分を分離して固形化していくもののようだ。虎が木の周りをグルグル回ってバターになるっていうのもチャーンバター的な物なんでしょうかね(話ブレてますけど)。

 さて、このチャーン製法は手間がかかるのだろう。価格も高めであった。よつ葉のサイトを見てみたらチャーン製法で作られた発酵バターも売られていたので、今度買ってみようと思った。グラム当たりの価格は、ブルターニュ産よりも高価であるようだ。一時期は、まったく口にすることがなくなったバターだったが、近年好んで食べているように思う。うまいからだろう。

 前日のやる気なし状態から一転して、欲求は明快なのである。朝は「バター」であり、よりバターらしさを欲していた。昼はといえば「トマト」なのだ。しかも、イタリア産のホールトマトと日本のフレッシュなトマトと生のバジルが食べたいのである。仕方なく、遅めの朝食を済ませてから、トマトとバジルを探しに出掛けた。まあ、どこでもすぐに手に入るのだが。

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 昼には、トマトとバジルのスパゲッティーを食べてご満悦だった。欲していた味わいだ。気分良く過ごしていた昼過ぎに、またしても緊急事態宣言のために日曜日よりブランド店舗を休業するとの情報に、修理を依頼するアイテムを届けに出かける。もはや怒りや不満などは現れることはない、心身のためにもただ行動するのみとしている感じ。さて「バター」「トマト」のあとは「いちご」。朝食から始まった明快な欲求は、さらにショートケーキとフレンチローストのブレンドへ。朝から土曜日らしいと言えば、土曜日らしい時間となった一日だった。

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