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明確なモデルが無い臨床現場で理学療法士がどうやってマネジメントを学べば良いのだろうか

「臨床をしながらのマネジメントの勉強は難しい」
そんな話をよく聞くし、私自身もそう思う。

最近やっと療法士の養成校でもマネジメントが授業に組み込まれた。しかし、多くの現場で働く療法士は学生時代には学んでないし、学んだ学生についても授業の成果が臨床に反映されるのもまだ先の事のような気もする。

本屋にはマネジメントの本がずらっと並び、療法士だけでなく多くの社会人が悩んでいる分野なのだろう思われる。

実際に「よしやるぞ」勉強してみても、著者と持ちうる技能や著者が働く環境とスタッフのモチベーションや技能などの背景に大きく隔たりがあるため、現場で使えないことは多いのではなかろうか。

そうなってくると、マネジメントを勉強する際には、本や講習である程度理論を頭に入れて、それが現場で使えるのか試してみる事が重要になるだろう。

その際に成人の学習で効果的だと言われる経験学習のモデルに合わせて、私自身が実施してみて効果的であった方法について記載してみたい。


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まずは経験する。
当たり前だけれど頭に入れて動かなけば、せっかくの知識が無駄になってしまう。

マネジメントをしようとして、多くの人が気が付く事がある。「他人は自分の思った通りには動かない。」だからこそ自分が行いたい事に協力してくれる味方を作る。上司でも、同期でも、後輩でも、誰かしらいると自身の行動につなげやすく、経験になりやすい。

次に振り返る。
誰かに話したり、Twitterでつぶやいたり大層な方法じゃなくても、充分効果的だと感じている。ただ他者に話せない、ましてや外部になんて伝えられない、もしくは伝えてはいけない事なんてマネジメントをしていると度々経験する。

そんな時、自身でノートをつけるのは結構有効だと感じている。こんなつまらないことで悩んでいるのか、客観的に見ると自分が悪いなど、他者から言われたらそうやすやすと受け入れられない事実も、自身の言葉なら納得せざる負えない。そういった反省がマネジメント技術の向上につながる気もしている。

また振り返りと教訓を引き出す際には、外部の人と話すことが重要であると思っている。「職場の常識は、他の職場では非常識」なんてことはよくある事で、外部の人と話し合うことで常識の偏見を外し、新たな視点の教訓を得られることも多い。

私はマネジャーズカンファレンスという、療法士業界のマネージャーが集う会を運営しているが、参加者の方々と話すことで運営者ながら最も学んでいるうちのひとりかも知れない。

最後に再度実行することである。
せっかくの教訓を無駄にするのはもったいない。

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職場に明確なマネジメントのモデルが無い理学療法士がマネジメントを学べる方法について、まだまだ未熟ながら私が実践し効果的であったものを取り出して説明してみた。

紹介になりますがマネジャーズカンファレンスは、まだまだ参加者を募集しています。ご興味があったらご参加ください。以下のLineに登録して頂けると定期的に情報が届きます。

オープンチャット「マネジャーズカンファレンス」
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