美容文化は日本を再建する!?

こんにちは!!村上翔平です!!

今回は私がどうして美容をこんなにも皆様にオススメしているのか少しマクロなお話しをしていきたいと思います。

目次▶︎

① 日本の美容は独自文化である
② 日本の現在
③ それをふまえた発展性


① 日本人の皆さんは意外と意識しないと思いますが、日本人の髪型はかなり特殊な部類に入ります。(お隣の韓国とは近いものを感じますが、、)

西洋を主流とした時、体格・骨格・顔つきといった生まれつきの容姿や日本人の髪型の作り方が違います。それも、骨格や顔つきに圧倒的デメリットをもつからです。

なぜこのようなデメリットが生まれたのかですが、西洋化を明治維新以降受け入れたことに遡ります。明治維新で大きく容姿として変わったのが服になります。和服から洋服に変わりました。そこで大きく問題となるのが、ルールです。和服にはなるべく凹凸をなくして平らにして着せることが美しいというルールがあります。それに合わせて、髪も毛流れを最大限に活かし、コケシのようなストレートや男性は四角く切った角刈りなどがよく似合います。一方で洋服はどうでしょうか?洋服の正装はスーツ。テイラードで身体の形に合わせて凹凸をはっきり出すことがルールとされています。明らかに真逆です。そして髪はクセのある天然パーマやブローした巻き髪が美しく見えます。
そこで洋服を選んだ日本人は髪型を変える必要が出てきたのです。
しかし、西洋人を完璧に真似るには少しばかり問題がありました。それが顔つきと骨格です。
残念ながら日本人はデコから顎にかけて非常に顔が平坦で、頭は鉢周りが張り、後ろがぺったんこの西洋人と真逆の骨格をしています。
だから、どうしても髪をそのまま受け入れてもイマイチになってしまった。

そこで経済状況やライフスタイルを反映しながら、多くの時間をかけて日本人が試行錯誤してたくさんの髪型を生み出してきました。
そしてようやく現代の髪型になりえました。


つまり、日本の髪型というのは西洋化を受け入れた結果、日本人と西洋人のギャップを埋める偶然の産物として出来上がったものになります



② 日本は現状として他国からは美容の国としてはあまり見られていないでしょう。正直、コスメティックで言えばまったくもって有名ではないですし、ヨーロッパ大手ブランドがメイクから服までファッショに関するトレンドを発信源になっています。

では、髪はどうでしょう?残念ながらパリ発の会社が世界の多くの売り上げを占めています。

しかしながらファッションやコスメティックは西洋ブランドが日本でも売れていますが、美容商品だけは日本に限定するとランキングがかなり変わります。日本に限ってはシェアは急に国内企業が多くなり、国内だけでいえば外資企業はあまり売り上げとしては大きくありません。

なぜ、そのようなことが起こるのでしょうか?

それは日本人の髪の構造に答えがあります。日本人は骨格のみならず髪の構造も西洋人と異なるところが多くあります。それは主にメラニン(色素)とキューティクルの数です。

まずはメラニンですが日本人は青、赤、黄色の色素があり、それが髪を黒く見せています。

では一方西洋人はどうなのかというと、金髪の場合はそもそも赤がほとんどなく少し青色とそれよりも多く黄色があるという状態にあります。生まれつき金髪でない西洋人も赤・黄色の色素は日本人に比べすごく薄いです。ここでカラーリングの文化に差が生まれます。

次はキューティクルの数ですが日本人は平均で3〜5枚西洋人は5〜7枚でありこれは当然キューティクルが多い方が綺麗にツヤが出ますし傷みも少ないです。これによって、ヘアケア文化にかなり違いが出ます。

またヨーロッパは乾燥地帯で水が希少であったことから風呂文化も日本と違い毎日入らないこともシャンプーやブローといった技術に影響してきます。

③ これを踏まえたうえで日本の美容文化をどうしていけばいいのか?ですが、ここからは私の意見になります。

美容文化は日本が世界で戦える武器であると考えています。

これは結果もしっかり出ていて、美容市場で大きな企業は大体東南アジア圏に工場や市場を伸ばしていて、受け入れられ、売り上げを伸ばしています。

また、日本発企業でヨーロッパを中心に売上が上がっている企業があります。また美容の国である韓国で美容室専売市場で二位を誇る企業もあります。

では、なぜここまで売れ始めているのか?

それは先ほど言ってきた全ての日本人としてのデメリットを克服する為にさまざまな研究が日本独自で進み、他国にない考えで施術技術や科学技術が進んできたからです。おそらくこれは海外の人が抱えて来なかった悩みであるからこその強みであり、今後にも期待できる文化でしょう。

さらに男性の薄毛抜け毛問題に対し日本人は異常なほど執着があります、西洋人は髪がなくても男性的で男らしいと思われるようですが、日本ではそういったイメージが低い為、必死にその予防文化が根付いています、そのため医療的な美容の発達も大変素晴らしい国となっています。

また髪型の流行も世界とズレがあって1950年ごろまでは米兵やイギリスカルチャーを真似たスタイルが多かったにもかかわらず、日本人小説やテレビの普及を受けて生活スタイルやその人そのものを真似るための髪型、象徴的流行が主流になり2000年以降は明確に日本人独特の髪型に変化しています。

つまり、科学的美容もファッション的美容も圧倒的に独自になっていることがわかります。これを日本の新たな文化の一つとして取り入れない手はありません。

しかも、私はこの文化はアニメやマンガといったすでに海外に浸透している文化とも相性が良く、現在日本の核となっている他の工業製品以上に文化や歴史といった付加価値に大きなポイントがあると考えています。

日本美容文化は科学的に世界で大きなリードを果たして、ファッションとしては文化としてある一定の付加価値がつくことを期待しています。

さらに発展させるために明治維新以降の歴史をさらに深ぼる必要性があります。それをしないとこの文化は日本だけで終わってしまう。日本の中でも残らないかもしれない。

さらに向かい風として、SNSが主流となった今、海外のトレンドが時差なく上陸してきています。残念ながらファッショントレンドが海外発信であるため髪型は簡単に海外に飲み込まれる可能性があります。

だから明治以降二度目の思考として西洋を受け入れて独自発展していくことが大事です。そうすることで文化を守りながら発展していくことができる。

最後に具体的に何をすることが大事であるかというと、まずは科学・医学的美容師を増やすことが大事であると考えます。残念ながら美容師のほとんどはファッションとしての美容に特化した人物が多いです。それは決して悪いことではありませんがあまりにもバランスが悪い。これでは発展性がないし、これが美容企業と美容師との相乗効果を生みづらい。

また、ファッションとしての美容はしっかり分解できる理論が今後の発展や流行のためには必要であると考えられる。現在、そのロジックを展開しながら流行を作っている美容師はいない。そもそも美容師は今の形では流行はつくれない。

つまり、美容師は今後強い二極化していくことが根強い発展につながると考えられる。

これの追い風になるのがSDGsや発展途上国の発展である。

美容文化は幸いなことに工業のような廃棄問題やゴミ問題とは関係が薄い。さらに今までの日本として発達させてきた企業がアメリカのIT企業に勝てなくなってしまった時にイノベーションで戦うのはあまりに博打すぎる。

一方積み重ねてきた文化・歴史であればその長さから付加価値が生まれている。美容は今後の国連が掲げるモノと非常にマッチしている。


しかもインフラの整っていなかった東南アジアが発展していく中で人々の暮らしが豊かになっていくことは確実だ。

そこで美容やファッションに着目がいくだろう。

そして現在の発展が期待される国ではヨーロッパ的美容より、日本美容の方がマッチしている。これは気候や髪質的に間違い無いと言える。そう言った面から日本美容は世界でも戦える武器になり得るだろう。


今回の記事はいかがだったでしょうか?

少し抽象度が高いのでピンと来なかったかもしれません。しかし、美容文化は日本をまた盛り上げてくれるものになり得ると思います。



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