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6月2日生まれの君へ。

6月2日生まれの君へ。

おめでとう!
君は人生の出発点に立った。

今日が、君の誕生日。
新しいステージが目の前に広がっていて、
君はもう旅立つ準備が出来ている。

君は君のままでいいんだから。

緑の風に吹かれて、ひだまりの中、
君は遠くから聞こえてくる音楽に耳を澄ましている。
その音楽は、君のための音楽だ。
君の内側からあふれ出る音楽だ。
君自身が鳴らしている音。
君が作り出す音。
その音のひとつひとつが、この地球を作っている。

緑色に光る地球を。

一緒に行こう。
君が作り出す地球にいたい。
君の傍にいたい。

一緒に走ろう。
これまでは分からなかったけど、これからは。
早くもなく
遅くもなく
同じように呼吸して
時々見つめあって、
おんなじ景色を見ながら、おんなじ歩調で、
一緒に歩いて行ける。
信じて欲しい。
今度こそ。

君は孤独になりやすいのかもしれない。
道は自分で切り開かなきゃって、
一人で行くんだ、って思ってる。
生まれる時も死ぬときも、
人は一人なんだからって思いこんで、
人生を厳しいものにしている。

でもね、それは違うよ。

君が生まれた時に鐘が鳴り響いた。
憶えていないかもしれないけれど。
この地球全体に、いや、
宇宙全体に聞こえるような大きな音だったんだ。

その鐘の音を合図に、

たくさんの拍手と称賛と
笑い声と声援があなたに贈られた。
そして音楽と共に
君だけの音楽を奏でながら
生まれてきたんだ。

目には見えないけれど、
彼らはずっと君の傍にいる。

どんな時も。
そう、ほんとうにどんな時も、だよ。

カッコ悪い時も、
嘘をついた時も
激しく嫉妬している時も
誰かを恨んでいても
悔し涙で顔を濡らしても
立ち上がれないほど辛い時も

君を見守っている。
助けの手を、差し伸べている。

ほら、今も。
手を伸ばせばすぐに届く距離にいてくれる。

君は、君のままでいい。
君は、君のままが、いい。

一人だからと頑張らないで、
素直に手を差し伸べて。
彼らはいろんな姿をして、君の傍にいるから。

深呼吸して、
光の中に入って、
風に身を委ねて、
そっと目を開けて
見てごらん。

きっと、気付くよ。
その人は、君の目の前にいる人かもしれない。
一週間後に出会う人かもしれない。
前に会っていて、だけど気付かずに
通り過ぎた人だったかもしれない。

安心して。
たとえ別れても、
また姿を変えて君を守るから。


誕生日、おめでとう。
君は、君のままでいい。

ずっと、好きだよ。




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