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"天邪鬼系オタク"でもいいじゃない!

アイドル、ロックバンド、声優、アニメ等
色々なイベントに通ったからこそ痛感しているが、
オタクにも様々な応援の仕方(推し方)がある。

ガチ恋(リアコ)、地蔵、TO、彼氏面、女ヲタヲタ、紳士(父兄)等…
どのジャンルを応援していても、必ず耳にする言葉だ。

私は上記に当てはまりながらも、基本的な行動は違うと考え、自己分析も兼ねて新たなオタクの形も提唱したく筆を取った。
それが、"天邪鬼系オタク"だ。

推しに会いたくない!? "天邪鬼系オタク"とは?

①推しに会いたくないけど、現場によくいる。
②ファンサを貰いたいけど、認知されたくない。
③ファン同士の交流は活発なのに、推しのSNSには積極的にコメントしないor反応しない。

…こういった真逆の行動を取ってしまうオタクのことを私か勝手に称している。

所謂、ツンデレっぽいところもあるが、計算ではなく、
どうしても自分の本心とは違う気持ちが現れるのだ。

本当に推しに会いたくないわけではなく、むしろ会いたいのだけれど、自分の姿を推しの視界に入れたくない気持ちがどうしても芽生えてしまう、困ったタイプである。

なので、イベントへ赴き、推しが近くに来た日には、
「ファンサ貰いたいけど、貰いたくない!」
「こっち見てほしいけど、見てほしくない!」という、
矛盾した思いがせめぎ合い、極限までモヤモヤするのだ。

接近イベなんて以ての外!!!である。
握手やチェキ会に行きたいけれど、「個人」を認知されるのは嫌なので、いつも見送っている。
(いつか行きたいな〜という気持ちは十分あるが)


天邪鬼とは?原因は?

上章で私のヘンテコな生態を知っていただけたと思うのだが、そもそも天邪鬼とは何なのか。

実用日本語表現辞典によると、天邪鬼とは

ひねくれた性格という意味のこと。
人の意見に反対したり人からの称賛を喜ばなかったり、などの態度をとる人のことである。漢字では天邪鬼と書き、故意に間違った答えや自分の本心とは違う言葉を言ったりすることから、対義語は素直となる。

また、天邪鬼の原因は、

あまのじゃくの原因は、低い自己肯定感によるものが多く、親からの愛情不足や過干渉、過保護などが背景にある。
また、人に裏切られて傷付いたという経験を持つケースもあり、それらのことから自分に自信を持つことができず、人に対する不信感を抱き、人と繋がることを恐れているという心理が働いている。

と、されている。

たしかに、私の場合、自己肯定感は低く、自分に自信も持てず、なんなら自分のことも不信である。
自己表現が苦手でだから、練習の意を込めてnoteを始めた経緯もある。

「好きなものを好きだ」と言えないのも、天邪鬼の特徴だと考えている。
どうしても、「〇〇(推しの名前)が好き」と伝えるのが気恥ずかしくて、親しい友人やオタ友に言うのでさえもはばかられてしまう。
これも、自己肯定感の低さからくるものだろう。

どうして気恥ずかしいの?と改めて見つめ直すと、
私の場合、「私みたいな奴が好きと言っていいのか」という気持ちや、推しかぶりの場合、「私よりも熱烈に応援している貴方の前でファンなんて言えない」という一種の同担拒否のような気持ちが根底にあるからではないかと考えた。

自分の事ながら、どちらもひねくれている…というか、面倒くさそうである。と、思わざるを得ない。笑


天邪鬼の向き合い方

天邪鬼の治し方としては、認知行動に働きかける精神療法が一般的である。自己肯定感を高めるためにも自分で自分を褒めたり、前向きな言葉を普段から使うようにしたりするなどの方法が用いられる。
しかし、天邪鬼は精神的な病でもなければ、心の病気でもない、マイナスの感情で形成された性格である。よって、ありがとうやごめんなさい、などの言葉を素直に伝えることができないため、周りの人に感謝や謝罪の言葉をかける、自分の本当の気持ちに目を向けて本音を伝えることも有効である。

やはり、自己肯定感を高めることが一番の療法である。

・自分のことを褒めたり、前向きな言葉を普段から使う
・本当の気持ちに目を向けて、本音を伝える


どれも簡単そうに見えて、決して簡単ではないだろう。

最初は偽名やアバターを使って、
SNSで仲の良い仲間とやり取りしてみたり、
今までは反応せず、情報を追うだけだった推しのSNSにいいねやRT等、反応してみたり…

慣れてきたら、推しのSNSにコメントしてみたり、
仲間とも少しずつ本音を交えて交流してみるのが良いかもしれない。

何事にも段階は必要である。
日記、勉強等の行動習慣は30日、
筋トレ、早起き等の身体習慣は90日
発想力、論理的思考等の考える習慣。つまり、性格を変えるには、最低でも180日はかかるものだ。

ただ、私は無理に変える必要は無いと思っている。

結論 : "天邪鬼系オタク"でもいいじゃない!

いまは、現場すらなかなかない状況で、
今まで通りの生活もままならない事態。

そんな中、元気をもらえたり、モチベーションを保てたりするのは、紛れもなく推しのおかげ。

ファンサをもらえたり、接近出来たら、そりゃ勿論嬉しいけれど、遠くから眺めているのも悪くない。
元々、雲の上の存在なんだし…

冒頭に書いたように、
オタクには様々な応援の仕方(推し方)がある。
本当に千差満別の世界だ。

推しに認知されたくないけどファンサをもらいたい。
推しの名前を言葉にするのが気恥ずかしい。
そんな天邪鬼系オタクも、その中にいてもいいじゃないかと思う。

これからも天邪鬼系オタクとして、推しを応援していきたい。



※あくまでも個人の見解です。
※ 引用部分は、全て『実用日本語表現辞典』から引用しています。
※乱文失礼致します。

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