akashi yoshida

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マガジン

  • 深く聴き込みたい音楽

    [忘れたくない好きな音楽/興味はあるけれど聴き込めていない音楽]を深く聴き込むことを目的に更新していきます。

  • aiver "6 rooms" 制作レポート

    • 4本

    クリエイティブコレクティブ・aiverによる、楽曲アルバム兼マルチアウトプットのプロジェクト"6 rooms"の制作レポートです。 音楽を起点にバーチャル空間-グラフィック-映像の制作を行いながら、 「楽曲アルバムのオルタナティブな形式によるアウトプット」を目標に喧々諤々と暗中模索しています。 主な構成員は aiver で活動する3名。音楽代表・アカシくん、デザイナー・YSKTくん、映像作家・OXYMORONくんです。他にも参加者募集中です。

最近の記事

  • 固定された記事

サンプラー的身体

「サンプラー的身体」“sampl(ing/ed/er) body” side A-essay Akashi Yoshida はじめに 何から話し始めようか。そうした問答が第一に頭の中心に座している夜を幾度となく繰り返すほどには今私が向き合っている問題は(当たり障りなく言えば)広く深い。私はこれから《サンプリング》を軸とした上で、《リズム》《身体》《環境》などといったキーワードにも応答しつつ、未だ到達点の見えぬ現代の音楽と実存に関する議論を進めて行く。多くが茫漠とした中で唯一

    • 最近やっていること/やりたいこと 等

      自分の生活とか生き方に関するテキストを書くことはそこまで好きじゃないから普段はしないのだけれど、ふと暇が訪れたので気ままに近況やら何やらを書いておこうと思った。本稿は"普段はやらないんだけど何となく軽率にやってみるか"的なテンションの大事さを改めて実感している、みたいな内容でもある。 まずはじめに、大きなところで言えば今年の2月くらいに会社を作り、今年の5月くらいにフルタイムで働いていた会社を辞めた。 会社を作った理由は追々何かしらの形で触れるとは思うが、端的に触れように

      • 深く聴き込みたい音楽 vol.3

        GWを挟み、少なからず耳がリセットされた感覚がある。また、PCを新調したので幾らか制作がしやすくなったことも伴い音楽制作や音楽鑑賞が以前よりも楽しい。それとは別に、自分はグルーヴという概念とアンビエンスという概念、それぞれ一見相反するとも思える概念を並列的に愛好しながら音楽と触れていて、それらを直列的に音楽に落とし込めないものか、と考えていると最近改めて思う。今回のアルバムのチョイスはまさしくそうした展望を反映させたものになっているように感じる。 さて、それでは前回に引き続き

        • 深く聴き込みたい音楽 vol.2

          先週、先々週とCoachellaの配信を眺めていたが、シンガー系、ヒップホップ系とバラエティに富んだラインナップとは裏腹に、どこか煮え切らない気持ちも抱えていた。自分の音楽作りが大きく更新されたタイミングは今にして思えば2016~2018あたりに出てきた幾つかの名盤の影響が大きいが、それに準ずるような大胆な変革を及ぼす音楽の存在を現在進行形で感じにくくなっている。 言うまでもなくそれは老い、ないし慣れの側面もありつつ、リアルタイムな音楽に全ての期待を背負わせるのではなく、やは

        • 固定された記事

        サンプラー的身体

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        • 深く聴き込みたい音楽
          3本
        • aiver "6 rooms" 制作レポート
          4本

        記事

          深く聴き込みたい作品 vol.1

          前提ここ数年「音楽をいかに聴くか」について頻繁に考えていた。音楽を聴くことは楽しく、そして何よりも自分が音楽作品を作る上でこの上なく大事な行為であるからして、出来る限り幅広く「良い」音楽を摂取し続けたい訳だが、果たしていかにそれを達成するか。 (生活や仕事などの比重が増えたことに伴い)以前と比較すると、どうしても音楽をリサーチする時間をあまり確保できなくなっている。学生時代は本を読んだり、ウェブを漁ったり、CDショップを巡ったりと音楽を聞くことに費やす時間が多分にあった。しか

          深く聴き込みたい作品 vol.1

          apnについて

          はじめに2021年の11月にPodcast『Processing by apn』のリリースに際して、コレクティブapnを始動しました。 元来aiverはバンド兼アートコレクティブとして機能していましたが、aiverはあくまで音楽作品を中心に扱うグループであり、かつ対外的にも内部的にもバンドないし音楽制作グループとして機能している実態があり、それに伴い諸々のアクションの照準が音楽に集中してしまうことが懸念としてありました。結果的に音楽制作部門とその他の制作(+α)を担うセクシ

          apnについて

          aiverの音楽的な遍歴について

          はじめに aiverは僕が大学院に在籍していた頃に結成したバンド/アートコレクティブです。バンド/アートコレクティブとは言っているものの、DJセット+VJで演奏する場合もありますし、バンドのみで演奏する場合もあります。以前投稿した記事に記載してある通り、"テクニカルな技術とサンプリング発想をベースとした【音楽/映像/デザイン】表現を試みる共同体"という表現が最も簡潔で、かつ具体的かと思いますが諸々の便宜上バンド/アートコレクティブと表記しています。実際問題音楽を中心に色々とや

          aiverの音楽的な遍歴について

          aiverについて/noteの運用について

          aiverについて aiverは2017年末に結成,2018年3月頃に活動開始したバンド/アートコレクティブです(下のツイートはaiverからの初の投稿内容になります)。  これまでの経歴や音楽的なバックグラウンドに関しては下記のインタビューなどで語っている内容を読んでいただければ分かりやすいのではないかと思いますが、要約すると”テクニカルな技術とサンプリング発想をベースとした【音楽/映像/デザイン】表現を試みる共同体である”、ということになるかと思います。 このnote

          aiverについて/noteの運用について

          ヒップホップの真相と深層-depth and reality of hip hop-

          ヒップホップの真相と深層 序章ⅰ.はじめに  ヒップホップとは何か。2015年現在では、その存在は確立された一つの音楽ジャンル、そして大衆文化の一端として親しまれているが、他の音楽ジャンルと同様にヒップホップもまた音楽のみならず様々な文化的背景や社会的背景などが複合的に絡み合った上で勃興した音楽を中心として成り立つムーブメントと称することがより正解であると言える。  筆者である私は2000年初頭、ヒップホップという「音楽」にヒップホップの本場アメリカで出会った。ポップミュ

          ヒップホップの真相と深層-depth and reality of hip hop-