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モヤモヤを抱えたまま、いつまでも留まる人に必要なコト

【ワークショップ】絵本『きみはライオン』を読んで話そう~ゆるっと哲学
【日時】 2024年5月25日 土曜日 11:00-13:00
【参加者】 3人
【場所】埼玉県宮代町 新しい村の木陰で

【様子】
青空のもと、自由に絵本の話をしました。そこから生まれた対話では、たくさんの体験を聞き、それぞれが考えました。


初の屋外「ゆる哲」!


いつかやってみたいと、メンバーで話し合っていた、外でのゆる哲。
サイコーの五月晴れに恵まれ、名実ともに「青空ゆる哲」となりました。

五月の直射日光は紫外線が怖いので、木陰を選び、
ピクニックみたいに草の上にシートを敷いて、いざスタート。
まだ何にも始まっていないのに、なんとなくウキウキしてしまうのが、
青空のマジック。

今回の絵本は、初夏の屋外にぴったりの、こちら。

『きみはライオン! たのしいヨガのポーズ』
ユ・ウテン 作絵
竹下文子 訳
偕成社

光の注ぐ広場で子どもたちが生き物を真似してヨガをする絵本。
表紙の絵でもわかるように、膝をついて口を大きくあけて
舌を突き出したら、立派なたてがみのライオン、という具合だ。

犬や蛇、猫のポーズも、子どもと一緒にできるものばかり。
読み物としても、実用としても楽しめる素敵な絵本です。

読後の感想は、この通り。
参加者さんたちはとても気に入ってくれました。

・すごくいい絵本 欲しくなっちゃう
・子どもにもわかりやすい!
・読み聞かせにすぐに使いたい
・絵が柔らかくて、ヨガにぴったりの絵柄だと思う
・展開を予想する楽しい作りになっているねー
・文字のフォントも、かわいくて内容にあってるね
・とても丁寧に愛情をもって作られているのが伝わる絵本

みんなで、この絵本でヨガをやってみたいね~と
和やかに絵本を楽しんだ時間になりました。

問いを出すとき、少し丁寧にしてみた


そこから、「問い」を出す作業に入ります。

この会の流れは、以前に書いたこの記事を見てもらうとよくわかります。
初めて読んだ方は、こちらをご覧ください。

今回は、いままでにはなかった「問い」についての説明を
丁寧にしてみました。

具体的には、
●「問い」と「お悩み」は何がどう違うのか
●会話と哲学対話は、何が異なるのか

などを例をあげて一緒に考えてみました。

この問いへのプロセスが入ったことで、
「いままでより、わかりやすかった、考えやすかった」と
後から感想をいただきました。

これからも少しずつ、分かりやすいように工夫していきますね。
一回ではすぐに飲み込めなくても、
少しずつ感覚的につかめていけると思います。

変わったほうがいいのに、変われないことがある

今回のテーマは、
「自分を含めて人は変われるのか?」になりました。

なんだか、深くて難しそうなテーマです。

でも誰もが「変わる」ことについて、
「変わりたい」
「変わるタイミング」
「わかってるけど変われない」
「変わっているときに起きていること」など
体験をたくさん持っていました。

どんどん体験が語られていきました。。

他人事だからなのか、人が体験した具体的な話って、どれも面白い。
他人のことは、冷静に聞ける部分もありますよね。


みんなもこんな体験してるんだなあと思えたり、
ここは自分とは違うんだなあ、そんな対応もありかもしれないなあと
自分に寄せて考えることができました。

周囲が困ることがあるから


外から見ていると、
変わったほうがいいのに、変わらない人がいる。
そのことで周囲が困ることがある。

そんな事例を聞くとき、
「困るよねえ」とも思うし、
「わたしもみんなの困ったちゃんになってないかな?」とも思うのです。

わたしが心に残った一言は、誰かが言った
「自分で居心地を整えることが必要だ」という言葉。

パッと聞くと、自分で責任をとれみたいに聞こえるけど、
居心地よくくらしたいなら、
自分でできることはたくさんあって
それをせずに、相手にばかり求めていると人間関係も失くしてしまう。

具体的に何ができるだろう

そのときできることは何だろう。

■いつものルーティンから外れたことをしてみる。
■会社の中だけ、いつも仲間だけの状態を抜け出して、外の空気を吸収しにいく。
などのアイデアも出ました。

それでも、一人で「変わる」ことが難しいなら
人の手を借りてみればよいでしょう。
話を聞いてもらったり、同じ体験をしている人の話を聞きに行ってもいい。

その場に留まって、同じことを繰り返しているだけでは、
人は変わらないし、変われないのではないか。

変わらなくても、良いことも、世の中には多くあるけれど、
歳だけは必ず重ねていくという、変化はやってきます。

その変化がある限り、なにかしらの変化との折り合いは
誰もが必要になっていくのかもしれないと
話を聞きながら思いました。

ひとりでは変われないから
人は話し合うのではないか。

五月の風の中で、話し合える自分たちを幸せだと改めて
感じた一日でした。

初めてのお外ゆる哲。
初めての試みにご参加いただいたみなさん、
ありがとうございました。

みなさんも話し合いに参加しませんか。
外のゆる哲は、また気候のよい秋に開催できたらと思います。
待ってまーす!

(とこ)

ゆるく。そしてここちよく。
ゼロプラスゼロ

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