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診断を受けてから。

発達の遅れを感じつつ、保育園の園長先生の勧めもあり、発達診断テストを受け、無事に(?)立派な遅れが証明された(月齢3歳・中身0歳9ヵ月)。
(前回の話はこちら

とりあえず、市の子ども相談の施設による診断が出て、職員の方から今後のアドバイスを受ける。
1・児童発達障害のDr.がいる病院への受診
2・保育園にこのまま通園できるのかの確認 and 療育に特化した園に転園する?

1については、近隣の病院リストをいただく。専門医が少ないため、どこも診察まで2ヵ月から半年待ちらしい。できるだけ早く病院を決めて、診察の申し込みをするように言われる。おお、、、診察するのも一苦労なのかあ。

2については、ほんとにホントに本当に悩んだ。療育に特化した園に転園=仕事を辞めるだったからだ。午前中しか預かってくれないらしい。そ、それはかなり困る。でも、療育て必要だよな。だけど、生活も大事だし。自分も大事だ。とりあえず保育園に相談しますとその場は終わった。

『どうしたもんかなー。保育園は無理っていうだろうなー。そうなったらどうするかな。うーー。』と悪い方に想像しつつ、園長先生に結果を伝える。

すると、あっさり「わかりました。おかーさんお疲れ様。このまま預かれますよ。」と園長先生。
もう最悪のパターンを想像していたので、かなり拍子抜け。「へ?」とかなんか間抜けな返事を言ったような気がする。うん。

自治体にもよるのかもしれないが、私の住んでいる市では、各保育園に「障害児枠」というのがあり、加配で保育士がクラスにプラス1人配置されるそうだ。ちょうど診断を受けたのが3月だったので、新年度より加配をしてもらえるようになった。

そして迎えた新年度。保育園に預けに行ったら、園内に標識らしきものがあちこちに貼られていた。大きい画用紙に、○や×などの記号、トイレ・手洗い場などのイラスト。聞けば、ムスコを受け入れるために、園は園で勉強会を開いてくださったらしく、言葉での指示が通りにくいため、イラストなど目で見てわかるように工夫をしてくれたのでした。感謝しかない。

モヤモヤと黒い塊みたいなものを抱えつつ、「おはようございます」と他のお母さんにご挨拶し、そそくさと部屋から退出。診断確定してからの数年は、こんな感じに卑屈感満点だったと思う。羨ましいとかじゃなくて、なんかバレたくないような、同情されたくないような。なんかすごい複雑な気持ちだった。不幸なんかじゃない!と思いたくなかったのかなあ。今となったらよくわからない。今思えば、あっけらかーんとカミングアウトすればよかったなと思うけど、当時は、まだまだそんな心境やレベルまで到達してなかった。

ムスコはかわいい。超かわいい。だけど、どうしたら良いのかさっぱりわからん!!と頭抱えての新年度スタートを切った。

続く。

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