好き嫌い

人間は正しいことと正しくないことを分けようとつとめる
人は正しいことをしようとして
挑戦したり、間違えたりする
人は正しいことをさせようとして
教えたり、学んだりする
上手くいかなかったらどうすればいいか
迷ったり、最善を尽くそうと考える
人は正しくないことをしないようにして
やり直したり、頼ったりする
人は正しくないことをさせないようにして
注意したり、ぶつかったりする
それでいて、人は正しくないことをする
正しくないことをすることもある
どんなに正しくあろうとしても失敗はある
失敗は成功のもとだと言っても
間違っても勘違いしてはならないのは
失敗は失敗でもあるということ
小さな失敗、挑戦したうえでの失敗であれば
成功の過程にもなり得るのだと
そういう意味での失敗は成功のもとだと言える
だから正しくないことをしようとして
失敗したり間違えたり不正したりしてはならない

昔から好き嫌いはダメだと言われる
でも苦手を無くそうと無理に克服しようとしたり
無理やり押し付けたりしてはならない

ある人は人を嫌わないようにして生きていく
私は人を嫌いになったことがないのだと
それは美談に語られて
それが正しいように思えてくる
でもそうしてるうちにその人は他人に流されて
無理に繕ったり、笑ったり、嘘をついたり
いつしか自分を嫌うようになっていく
自分を見失うようになっていく
それだけが問題とは限らない
人との付き合い方の問題だろうとも言える
ただ1つ言えることは人を嫌うことは
決して間違いではないということだ
少しくらい人を嫌ってもいい
人をどんなふうに思っても自由だから
ただ間違っても人を傷つけたり
その気持ちを安易に共有してはならない
つらいと吐き出すのは全く構わない
本当は嫌だと言えない人もいる
我慢は強さでもある
でも我慢に限界はつきものだから
どんな人にも良し悪しはある
もちろん好き嫌いと良し悪しは違うことも分かる
だからといって
見つからない良し悪しの良い方を探すだけが
人付き合いではない
誰にでも優しい人だけが優しい人ではない

#思い込みが変わったこと

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