新卒で能力ないと思っている人ほどSESはやめたほうがいいよって話。

唐突ですが、SESって知ってますか?

特に就活でよく目にし、耳にするワードだと思います。

SESはSystem Engineering Serviceの略で、すごいざっくり言えばIT系の業務をする派遣みたいなもんで、クライアント先で契約期間を設けて常駐という形で仕事をする形態です。

求職サイトをみてみると、「月給20万以上!」「社員みんな仲が良い!」「未経験者でもスキルアップできる!」「働きがいがある!」「学歴関係なく人柄重視!」などといった、割と魅力的なキャッチコピーですよね。

僕は就活当時、そもそも就活したくない、ササッと終わらせたいという非常にアホな理由で、SESの企業に入りました。(普通の経済系大学の為、もちろんITの知識ゼロです。)

入社時、同期は僕の他に1人。元キャバクラのボーイで夜職から、夜勤のない普通の仕事をしたくて入社したらしい。すぐに仲良くなった。

入社後、すぐにあれ?と思ったことが。

求職サイトでは研修期間は3ヶ月とあったが、蓋を開けてみれば1ヶ月。内容も今思えば常駐先に行っても使わないような知識ばかり。

1ヶ月過ぎたら、流れるようにクライアント先と面談し、某機関のハード・システム保守業務、1年後は某大企業のシステム保守業務として常駐開始。ここから地獄の始まりでした。2社で常駐してみて共通して言えることを羅列すると

・そもそも常駐なので、殆ど自社の社員と交流する機会などない。

・ミスったら「死ね」「殺す」と言われるのは当たり前。

・上司による責任なすりつけ

・クライアント先の社員から下りてくる雑務しかできない(殆ど業務後や深夜作業。深夜作業後、その日の朝9時に出社は当たり前でした。)

極めつけは上司より「今月は事情で毎日23時くらいまで働いてくれ」でした笑 流石にこれには驚愕。

自分をサポートしていた営業も「月2回は近況報告のMTGする」と言ってましたが、全くなし。

おかげで心が折れてしまってやめました。

常駐先で働く最後の日程を常駐先の上長さんに伝えると、上長が営業から聞いていた日程と食い違い発生。最後まで気まずい形で常駐先を後にしました。

ちなみに入社時に一緒に入った同期は、入社後半年で辞めてました。

後で理由を本人に聞きましたが、夜勤がなく土日休みがある常駐先に行きたいと希望を出したのにも関わらず、夜勤があるシステム監視業務に入れられてしまったこと。仕方なく入っても、ずっと監視しているだけでやりがいを感じなかったそうです。


この経験があってから転職活動始めて自分を見つめ直して、どんな仕事をしたいか、そこにマッチする企業へ全力でアタックしました。

今は普通の企業の正社員としてWebマーケティング頑張ってます。すごく面白いですし、なにより上司、先輩、同僚もみんな家族同然としてサポートしてくれて、今の会社で良かったと思うと同時に、これが普通の社員としての扱われ方なんだなと感じました。

ただ、SES企業も常駐先は入ってみないとわからないガチャ要素があるのと、ものすごい努力して勉強して、資格もとってってすればやりがいある業務に就けるかもしれませんし、みんながみんなこんな感じとは言えません。

僕みたいな方こそ嫌かもしれないけど、就活頑張ったほうが良いと思います。能力ない自分のことを拾ってくれる企業は必ずいます。今がダメでも、それはまだ出会えてないだけです。もう少し頑張ってみることをオススメします。

新卒で能力ないと思っている人ほどSESはやめたほうがいいよって話。

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