暗さの深みにはまって
陰気臭い、陰キャっぽい
そんな言葉の数々で暗さの旨みを逃す
そんな人たちがいる
私はこう思う
まだまだ君は浅いね
と。
そしてもう一丁、
自らの影りを
陰気くさくて恥ずかしいものだと感じているんだね
と。
君は見たことがあるかな?
沼のような淀みの中から見る光を。
それは何よりも美しいよ。
ぼやけた光の美しさやその時に感じる焦燥感。
情熱や怒り、はたまた冷たさはその瞬間にしか見れないものなんだよ
それは日の元では感じることのできない痛み。
痛みの裏側に、燃え上がる心があるんだよ。
…
***
日の元で常に歩くことは美しい。誇らしい。
暖かくて、何にでもなれそうな自信を感じることが出来る
だけれどこちら側を感じることはない。
鈍い光を見ることは到底できない。
感情の幅が少ないとも言える。
恥ずかしいことではないのよ。
もっと暗みの中を泳いでみて、
息もできないほどの沢山の魅力や知らない自分を知ることができる
私が私に溺れてしまうほど、自分を美しいと思える。
宝石だと思える、そんな唯一の自分に出会える。
こちら側に来たらもう元の自分に戻ることはできないけれど
日の光もまた違ったように見えたりするから、
いろんな私に惑わされていく
そうしていつの日か、沼に嵌って抜け出せなくなる
もっと私を好きになる、愛してしまう
だから暗いのは未知の表現の中、宇宙のような秘め事の多い奇跡
自分を愛してしまう根源
私はそう感じています
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