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農家を喜ばせる方法

ここでは、お気に入り農家を見つけてファンになってねっていう話をします。

農業ルートを進んで二年が経った今だから話せる、農業の大変さ、重要さを紹介しながら、これをすれば、みなさんの暮らしがほんの少し良くなるかもよっていうお話をします。

農業は10年やっても10回の経験のみ

農業は基本的に一年に一回しか経験が出来ません。その作物にあった環境下で育てることが必須で、特に四季のある日本においては、その時期に合った作物を一年に一回作ることが基本になります。(夏野菜のキュウリやトマト。秋野菜のさつまいも。みたいなことです。)

やべぇ、トマト枯れた!もっかいやり直し! は時期の関係で出来ないんですね。

例えば、料理は失敗しても最初からやり直せますよね。材料を買ってきて、また調理すればいいんです。一日に何回もリトライできます。

でも農業は出来ません。一年に一回のみ。ほんとシビアなゲームです。

農家は年々減っている。しかも高齢化。

農家っておじいちゃんおばあちゃんがやっているイメージですよね。調べると確かにその通りです。

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農業人口は昭和60年の543万人から平成30年の175万人減少、うち約68%の120万人が65歳以上になります。日本全体の高齢化が進み、今後、食を支える仕事は限られた人数で賄うことが余儀なくされているんです。


農家のファンになってくれると農家喜びがち

スーパーに売られている野菜は主に○○産のみの表記で、知らない農家が作った野菜を多くの人が購入していると思います。

離れた地域の野菜なら輸送にコストが掛かり、値段も高くなることに加え、野菜自身の鮮度が落ちているという意味を持っています。

ここでみなさんにオススメしたいことは、野菜一つにしても食にこだわりを持ってお気に入り農家をみつけてファンになって欲しいという事です。

ファンになった農家から野菜を購入することで一対一の取引になります。そうすることで、農家にダイレクト課金され、余分なコストを削減することができます。

例えば、直売所で購入、ネット通販で購入、農家に直接買いに行ってもいいかもしれません。直接の購入が一番、農家が喜びます。

昨今、農家と直のやり取りができるサービスも増えてきました。その出荷体制の方が農家に残るお金が多いわけなんですね。


他にもいいことはあります。食料自給率改善だったり、地元野菜なら地産地消でお金が外に流れることを防ぎます。社会問題にも貢献できたりもするんですね。

農家は希少であり大変な職業です。手間暇かけて作ったこだわりや、思いを購入という形で是非とも受け取ってみて欲しいです。

つまりこれが言いたかった

農家が希少な存在になることは明らかです。しかもやり直しの利かないハードな職業です。その現状を踏まえた上で、僕たちのような新しく農業を始める人を応援してくれると嬉しいです。

その方法の一つとして、ファンになって商品を買うこと

つまるところ、スーパーで知らない農家さんのイチゴを買うなら、僕たちのイチゴを買ってねっていう話でした。

でもファンになってもらうには僕たち含め、農家も相応の努力が必要になってきます。

お次は僕が思う、これからの農家に必要な考えについてお話ししたいなと思います。

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