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京都で7キロ歩いて、泊まって、泊めてもらってヒッチで帰った話 Part1

お久しぶりです。えっと、おでかけの回数は安定的に過激でしたが書くのさぼってました。
また自分が体験したことを未熟ながらまとめていきたいと思います。
一つお断りさせていただきたくて、風景や車両などほかのライターなら撮影しているであろう写真はほぼ皆無です。
代わりに自分は駅やSAPA,記念館などに設置されているスタンプのスキャン画像を用いてその時あったことなどを綴っていきます。
そこは自分の個性であり、日記として他人が楽しみを求めて読む上での弱点でもあると思います。それでも興味をもって読んでくれる人が一人でもいれば自分は嬉しい限りです。


いざ京都へ。

久しぶりの夜行バス

前置きが長くなりましたが京都へは新宿から夜行バスで向かいます。
最近はご無沙汰してたのでちょっと寝れるか心配でした💦
今回乗ったのは9/5発 三栄交通KB801便(バスタ新宿発 大阪梅田行) 4列スタンダードでUSBケーブルつき
別便で701便も同時刻に同じ目的地に向けて運行されていた。

スタンプ好きにとって夜行バスで一番の楽しみといえば休憩
同じ行先でも便によって回数、場所が異なるため押せるハイウェイスタンプも変わってくるのが小さな楽しみ。
この旅最初に押印したスタンプはこれ。

実はバスに戻るとき、このバスであっているのかいつも以上に不安に駆られた話は秘密。
また、休憩の時間に押印することができたSAPAは掛川PAだけでした。
函南にも停車はしましたが施設が閉まっていて目の前にスタンプがあるにも関わらず押印できず。。。
今回もぐっすり寝れたのでいいでしょう。。。

ひたすら歩く

京都駅に着いたのは朝のちょうど5時ごろ。
どこも開いてません!!
意外だったのは京都駅1Fのマックも営業開始前だったってことですかね
目指すは京北と言われる京都市内の上側、周山地区。
バスは京都駅8:30発。待てない。。。歩こうと決心。
とりあえず京北に行ける道路のある嵯峨野線の花園駅まで歩いて様子を見よう!
ちょうどスタンプも花園駅は押せてないからついでに押してしまえ!
いけるんならバスの時間までヒッチハイクして、ダメだったらバスに乗ればいいや!!
と雑にプランニングしてお散歩開始。

朝焼けが綺麗で京都タワーと絡めたことで京都にいる実感が湧いてきた。


非常に残念なのは何もしないで長時間筆者は待つことができないということ。

絶賛金欠なので片道分だけでも浮かせたかったので行ける所まで歩く、というのもどこかに潜んでいました。
途中、大宮(阪急)、二条、円町駅と着々と歩を進めていきます。
残念ながら大宮は駅員がおらず改札内のスタンプは押せず。嵯峨野線の二駅は今年の年始に押印済みなためパス。
そんなこんで花園駅に着いてのは7時くらい。もう通学してる学生たちがいたので世の中では2学期が始まっていることを教えてくれた。

チェーンがついてて窓口以外では押せそうになかった。。。

ちょっとだけヒッチハイク

花園駅からほど近い場所で立体交差する国道があり、周山に向かう道路になっています。一本道になるまで歩いていきます。
花園駅から30分くらい歩いたところバス停が近く、信号もあるヒッチができやすそうな場所を発見しここでヒッチハイクすることに決めた。

いまにして思えば止まりにくいとしか思えない。

ここでトラブル発生
愛用しているスケッチブックがあるのはいいが周山なんて初めて行くんだから”周山”のページはない。おまけに見開きの新しいページはない🙄
そこで、
“山”は“館山”で書いたのがあるから半ページ分を使えば問題なし。
”周”は半ページを使って書いて二つ合わせて”周山”にしようと考えた。
だが、
「あ、マッキーないや。。。」
完全に忘れてた。
そういえば錦糸町の友人宅から北千住のシェアハウスに荷物を移送するときにラケバに入れたっきりだ。。。
仕方がないから持ち合わせのボールペンで”周”は書くことにした。
何してるんだか。。。

裏面はJ2清水と書いてある
二つ持ちして車が止まってくれるのを待つ
こんなことしてる人ってなかなかいないだろう。2枚持ちって。。

10分ほどボードを掲げていると反対側の歩道から声をかけられました。
周山のどのあたりに行きたいの?と30後半くらいの作業着の男性に聞かれ、道の駅あたりまで行きたいことを伝えると、「ちょうど通り道だからいいよ」と乗せてもらえることに。
中型のトラックで後ろは箱のないタイプの車で、声をかけてくれた人ともう一人の3人でトラックに乗り込みます。
車内にあったヘルメットなどと一緒に自分のリュックも荷台に乗せてもらいます。
ヒッチをしていてもトラックは滅多に乗れないからこの時点でテンション爆上がり。

京都に住んでるからこそ感じること

スタンプを集めながらヒッチハイクをしていること、京都からボードを掲げていた場所まで歩いてきたこと、周山への目的、学校のことなど話しました。
無論京都駅から歩いてきたことはめっちゃ驚かれました。
「地元の人でもそんなことしねーぞw」って。普通はやろうなんて思わないと思います。。。筆者がおかしいだけです。。。

市内の北部は何回も京都に観光に行った人じゃないとなかなか踏み入れない場所であり、主な観光地は高雄にある神護寺、高山寺ぐらいしかないこと。

京都に住んでいる自分たちが他府県に行ったときに感じるのは、京都のように観光客にどんどんお金を使わせようとする”押し”が足りないことだという。もっと巻き上げる意思を強く持ってもいいと思うんだよなって。

ちょうどその時護国寺あたりを走行していて、通り過ぎた茶屋を例に説明してくれた。曰く、

この辺りにある茶屋のお茶は高い。地元民なら市内に行って同じものを飲む。
彼ら(観光客)は場所と雰囲気を一緒に買っている。
こういう上手い商売をほかの観光地もやったらいいんじゃないかと思うんだよね

自分の身の回りの人は何かしらの商売をしている。自分はいろいろ理由をつけてやることを避けてきた。(ノウハウがーとか、経験がーとか、自分にはうまくやることができないって決めつけてることとか)
市街地ではお手頃価格のお茶でも場所と雰囲気で値段を盛ったりするのも商売だ。
学ばねばならない。言い訳ばっかしてないで学ぶべきだとほんとにそう思った。

峠を抜けるとあたりは一面の林で覆われていた。すかさずこの地域は林業が昔から盛んで桂川を使って都の方に木を運んでいたらしいと教えてくれた。
その後は外国産の安価な木材が国内で使われるようになり、売り上げが落ち込んでいたらしい。
だが2年前、コロナが流行したことで売り上げがなんと伸びたらしい。京都の木材の需要があがり、業者は喜々としているとのこと。 意外過ぎた。。。

声をかけてくれたドライバーさんと自分の会話がほとんどで、真ん中に座ってるもう一人の方は携帯片手に話を聞き流している感じが終始続いていた。

今更ながらなぜ周山の方に向かったのかをきいた。
仕事の道具が周山にあり取りに向かっているとのこと。目の前に周山と掲げているヒッチハイクの少年を見かけたから周山のどのあたりかまではわからないけど乗せてってやろうということで現在に至る。

乗せてもらった後に知ったのだが、”周山”という名前は地名ではなく地区名でるということ。
自分はだだっ広い”周山”という不明瞭な表現でヒッチハイクをしていたらしい。だから最初に周山のどのあたりまで行きたい?と聞いてきた訳だ。

そんなこんなで目的地の「道の駅 ウッディー京北」に到着。
別れ際には先ほど押したばかりの花園駅の駅スタンプをお礼に渡しました。
お仕事頑張ってください、ありがとうございました。

道の駅 ウッディー京北
電話番号や一番左の木が写らなくて相当苦戦したのがいい思い出
全体的に摩耗していたためアルファベットを綺麗に写すのにめちゃくちゃ苦労した。。

入店したはいいが実は開店前でスタンプを押したい旨を伝えたら案内されたり、別の店員さんに「観光のお客様ですか?」と聞かれ許可を頂いて押印していることを伝えて押し事したのはいい思い出。
かりんとうと細長いフランスパンを買って、最終目的地のtehenへ徒歩。

京都からここまで歩いてきたんなら大丈夫だwとドライバーに言われたのと、
時間があったから歩いた。
いつの日か歩いた予土線松丸駅の近くを彷彿させる景色であった
四国ナウに使っていいよ💪

残り2キロぐらいのところで運営の一人、航誓(こうせい)さんの送迎の車が追い付き、便乗してこの長い長い徒歩ゲーは終わりを迎えました。

SATOYAMA RETREAT in京都 周山

なぜ自分がここまで徒歩に対する耐性ができたのかをさっと振り返る。
単に中学校まで約5キロ(約40分)あり、重たいラケットバッグを担いて3年間毎日歩いていたのだ。
無論チャリ通は禁止。バスで駅まで行って歩くかの二択。
元来外に出るのは好きだったのも相まって自分の足で移動することは苦ではない。
自分で書いててドMじゃんこいつって思いました。

あと、参加動機については、2週間前IMANO GINZAで航誓さんと会って3分でバスケをしに行ったところから始まる。宿に戻りスタンプ熱についてや彼の鍼灸について語り合っているうちに誘われたのがきっかけだ。

DAY1 / 草刈りと鍼灸と鍋

車に揺られて4分ほど、これから泊まることになる古民家tehen(テヘン)が見えてきた。日野さんという運営の方はじめ既に到着していたメンバーに出迎えられた。
門扉をくぐって見えてくる大きな母屋と右側には巻き風呂やサウナがあった。このお風呂が2日目の夜に事件を起こす。。。

グーグルマップのスクショで申し訳ないがイメージこんなところ
あたりは田んぼと青々と生い茂る森林に囲まれている

荷物を置いて軽い自己紹介や2泊の予定を確認した。
この段階で集まっているのは運営含めて9人。
この会の主催者 日野さん
鍼灸師の航誓さん
ヨガに詳しいせいさん
あゆ
さやこ
りく
されん
カメラ撮影を主に担当していた

自己紹介が一通り終わると一旦昼食をとることになった!
土鍋で炊いた出来立てのご飯に塩や道の駅で買った漬物をいれた手作りおにぎりが今日の昼食!!

出来立てというのもあり手に乗せるとめっちゃ熱い。。。
DEN生活で一時期マイブームだった三角おにぎりを思い出しながら、小さな塩おにぎりを結ぶ。
りくが熱い熱いと嘆いてる横であゆが飄々とおにぎりを結んでいて、底の方から熱いご飯を手に取るんじゃなくて表面の冷めてやすいところのとると良いと教えてくれたのが印象に残っている。

完食後はみんなで裏の畑の草刈りに向かいます。
向かった先で自分はかなり唖然としましたw
畑として囲われていた土地は一面雑草まみれで正直これが3日間でどうにかなるかと言われると結構やばいと思ったレベル。。。まぁ何とかするんですがね。

自分は左奥の生い茂った箇所から刈ります。

家の草取りがふと脳裏に浮かんだ。庭に生えた雑草を、「常に気にしろー」とか「庭の草刈りやってもいいんだよー(意訳:つべこべ言ってないで俺が言ってんだからやれ)」とかとにかく嫌味ったらしく父親に言われ仕方なくやってた記憶がある。当然草刈りなんか嫌いだ。

脳裏

流石にこの環境でそんな事は言わないけどあまりいい思い出がないのは確かだ。

一際生い茂る雑草を若干避けて刈ってたら(端だしなー刈らなくても、、、)惰性を見抜いてか、りくとあゆが生い茂っている方へ鎌を進めていった。
情けないのは承知の上で追従しました。。
実は雨も降っていて、続行する組と屋根の柱掃除班(されんと航誓さん)に分かれて続行。

大きな雑草の山が隅に3つほど出来た後、今日の畑仕事は終わり!!

母屋に戻ると赤しそジュースが用意されていて、酸っぱさと甘さがちょうどいい按排(あんばい)なのがクセになるおいしさだった。

一休みしたら、航誓さんの鍼灸講座。
航誓さんの鍼灸との出会いや、身体のツボを細かく覚えていることなど、聞けば聞くほど航誓さんのすごさが伝わってくる。

なかでも、陰陽五行の話は興味深く、鍼灸をする上でどこに針を刺すかの指針にしているとか。
土火水木金の5種に分かれ、鍼灸では火を除く4つで属性訳をするとのこと。(火はポジティブな表現が多くあまり比較の対象にはならないとか?)
ちなみに自分は土タイプでした。
寒がりだったり疲れた時、特に甘いものを摂取したがるとか。

そしていよいよ鍼灸の体験の時間になりました。
背中、お腹、足先、腕に針を刺します。
自分はお腹に水が溜まっているらしく針を刺すことで改善してもらいます。
部屋は針を刺し終わると真っ暗になって、布団の上にいることで眠くなる眠くなるw
抜いてもらったあと、溜まってた水分がなくなっているのを感じました。
鍼灸すげぇぇぇ!!

そして自分が鍼灸を受けている間にほかのみんなが夕食を準備してくれていて夕食へ。
鍋です。しかも道の駅で購入した地元の野菜をふんだんに使っていてボリューム満点でした。

夕食後は今日の振り返りや、途中から参加してきた葉太郎の自己紹介や明日の流れを確認して就寝。

DAY2 / ヨガとカレーとコミュ力が化けた灼熱お風呂リレー

はい、寝坊ギリギリかましましたm(_ _)m
寝ていた2階の奥の方でみんなで輪になって誠さんのヨガが始まります。
思いっきり腹の底から声を出したり、身体を伸ばしたりした後、身体を仰向けにして目を瞑ります。

凄く不思議な感覚でした。なんていうんだろう、心の澄んだ状態というのが体全体に浸透していて凄く落ち着いた感覚に陥りました。
いつも悩んでいる事柄をその時だけ相手視点で物事を俯瞰していました。
が、
どっかの誰かさんがいつものルーティンのごとく適当にセットした目覚ましがこの静寂の雰囲気をぶち壊してしまいます。しかも2回。
朝から清々しい気持ちでいたのが鬼くそ気まずくなりました。。。
誠さん、そしてみんな、大変申し訳ございませんでした(涙)
めざまし事件があったのが影響して内容ほとんど飛んでしまった。。。

そんな中、されんがそろそろッと階段から上がってきてクラッカーやドライフルーツの盛り合わせをもってきてくれました。

花の添え物も自らチョイスして飾ったという。
センスの良さをこれでもかと感じさせてくれる。ありがとう。

みんなで囲んだおしゃれな朝食も静かに終わりを迎え、畑へ向かいます。

昨日の時点で草の山が3つできたがそれでもまだ雑草に畑はおおわれている箇所が残ります。
昨日合流した葉太郎も加わって一気に刈ります。
1時間くらいしたところで昼食チームと別れて作業を同時進行させます。
今日は自分は料理の方へ。

昼食は地元野菜を使ったスパイスカレー!!
自分は主に切り物や洗い物を担当。
途中、ハグロトンボが中に入ってきて蜘蛛の巣に引っかかってたので救出(実は二回目)
あゆやされんが彼女らの料理知識を駆使した手さばきでほぼ手が待足りてしまっている状況。。
そして焼きナス担当もさやこ一人で事足りる、、、シンド。。。
ふと飲料用の湧水の残量が少ないことに気づき、日野さんに掛け合って汲みに行くことに。

帰ってきたときにはカレーの準備が整い、バイキング形式でカレーを盛っていく。そして安定の赤しそジュース。

さやこの焼いてくれたナスが旨いのよこれが。。
カレーを気持ち悪く撮ろう 筆者Ver
カレーを気持ち悪く撮ろう りくVer

カレーを食べた後は秋さんという着物を使って新しく服をリノベーションしている方が合流し、手拭いで風呂敷を作るプログラム。
中学、高校時代、家庭科で刺繍針使って作る課題とかあったなぁ~。
正直やる前はちょっぴり苦手意識が。。
さすがに昔すぎることなのでやってみます。
すると案外無心でやれて楽しかったんですよ。。
風呂敷こそタイムアップで完成はしなかったけどブックカバーにして裸の本を保護したいなと沼に足を入れかねない思考が頭をよぎり、余裕が生まれたときにやってみたいと思います。

ここからは夕飯の準備にかかりますが五右衛門風呂がタイミングよく沸き、最初にあゆが入ります。
あがった彼女はめっちゃ気持ちよかったと言って居間に戻ってきました。
そして次はりくが入ります。特に湯船に関する感想は聞くこともなく上がった後に火が消えないために薪が少なかったら足しておいてと言われていざ入りに行きます。

身体洗う前に指先で湯船の温度を確認してみたら痛いぐらいの温度の熱湯が湯船に張られていました。

えっ、二人はこの灼熱のお風呂を『超気持ちよかった!!』って入ってたの?
45度って聞いてたからそこそこ熱いくらいだと思ってたんだけどこれは絶対に違う。45度じゃない。。。
でも、お湯の残量的にこの温度の中前2人は入ったんだよな…

というように思考を巡らせながら体を洗います。
再び湯船と対峙する時間が巡ってきました🙄
再び手を突っ込むが灼熱地獄である事には変わらない。

2人ともこの灼熱の風呂を「気持ちよかった!」って入ってたんだよな…。
一応水で温度調整できるけど自分好みの温度に調整するのもいたたまれる。
試しに浮いてる底板に飛び移るイメージで入ってみよう!

性懲りも無く変な所だけは行動的なんだよな…
いざ入ってみたら全身が刺されるような痛さに襲われ、急いで戻りました。

45度なんて絶対うそ💦どう少なく見積っても60度以上はある
上がろう、自分には早かった💦

左足の浸かった部分が未だに痛みが引かない。
この激熱の中、前二人は入浴したという結果を信じて疑わなかったため、上がることにして、感想聞かれる前にそそくさと共有スペースに戻った。

少し時間が空いて日野さんが戻ってきて「風呂激熱じゃなかった?」って自分に聞いてきます。
隠す意味もないので、めちゃくちゃ熱かったことを伝え、ほんとに二人が入っているならすげぇって話をしました。

するとりくが会話に入ってきて、自分の時も熱かったから冷水をいれたり身体を慣らしたりしてから入浴したことを明かしてくれた。

いきなり入るようなことは出来ないくらいの温度だったという。

自分の時は慣らすことでどうにかなるような温度じゃなかったから片足突っ込んであきらめたことを打ち明けた。

実は日野さんが戻ってきたのはあまりにも熱かったから冷水で温度を下げつつみんなはどうしたのかと思って戻ってきたという。

そこにあゆもやってきたので事の顛末を説明した。

まとめるとこうだ。
自分は灼熱な熱湯(約70度)を前二人も入っていることからこの温度の中片脚を突っ込んだ。
りくはちょうどいい温度だった~と感動していたあゆが熱いのに耐性があり、いまの温度(約50度)でも平気だったんだろうと解釈しどうにか入浴する方法を模索して入浴した。
あゆの時は一番温度がちょうどよく(約45度?)入浴するのに適切だったのだろう。
日野さんがお風呂の温度を聞きに戻らなければ知ることのなかった、お互いのコミュ力の高さが化けた灼熱お風呂リレーとはこれのことである。
お互いに爆笑したし夕食のときにもこんなことがあったとみんなでも爆笑した最高の思い出だ。

夕食後、再びこの活動のフィードバックをみんなで共有し、ろうそくの火だけが灯った夕食会場でみんなでしゃべったり歌ったりが深夜まで続いた

DAY3 / 散歩とお守りとお別れと。

翌朝、予定ではもう起きる時間帯、少し早く起きたけどみんなはまだ夢の中にいる。
トイレから戻るとあゆがが共有スペースで朝日を眺めていた。

話しているうちに日野さんや航誓さん、さやこが起きてきて、最終日にしてさやこ念願の朝散歩が実現します。
無論同行します。

昨日水を汲みに行った場所までお散歩します。
京北が昔から皇族と強いつながりがあり、川を使って都の方まで木を運んでいたことはヒッチハイクの時にも教えてくれた話の一つだ。
プラスして日野さんが民家の屋根にあるV字状の飾りのことについても言及してくれて、この地域が本当に皇族と身近な関係であることを感じさせた。

曰く

屋根にある飾りは皇族とどれくらい距離が近いかを表していて
5本7本9本とあり、多い方が皇族との距離が近いんだよね

とのこと。
改めて家々を見回すと新築の家にも今は住めそうにない朽ちかけている茅葺屋根の家にもその飾りがある。

帰り道、遠くに見える橋から渡るよりも目の前に見える飛び石を渡った方が近いのではと自分が提案し飛び石でtehenがある対岸を目指します。
2ⅿはありそうな河川敷の雑草をかき分けて岸辺まで来ると、飛び石から3ⅿ位手前で出て、これ以上道なんてないからクロックスを履いていた日野さん以外はそのまま川に侵入。
日野さんも途中までは飛び石で移動していたが間隔の広いところがあり靴を脱いで渡ることに。

川を渡り歩いたところに、日野さんも航誓さんも知らなかったdogカフェがありました。
入り口にはその名にふさわしく中型の犬がおり、さやこは撫でていきます。
オーナーさんがちょうど出てきて少しお話をしてtehenに戻りました。

帰る準備をするために荷物整理をしている際、事件が起こります。
携帯につけていた八坂神社の「幸」お守りがない。。
起きた時なのか散歩の時なのか全然わかりません。
探しに行く時間がすぐには取れないので一旦朝ご飯を食べて、最後の畑のお手伝いをします。

畑のお手伝い中も頭の中はお守りのことだらけでした。
2日間雑草を刈ったり耕していたお陰で初日の面影は3つの雑草の山くらいにまでなり、耕作の仕上げをしていきました。
お昼時になり切り上げます。
母屋に戻り、すぐにはご飯ができないことを察すると、この時間を使って今朝のお散歩コースをお守り探しの旅に出ます。

なんとなく橋から行くよりも河川を渡った方が先に見つかりそうな感じがして本日二回目の川渡り。

今朝川を渡った時に落としたなら流されてるな。。。とかこの2m級の茂みの中で落としてたんかな。。とか嫌な思考が廻ったりもしました。
渡った先、水汲み場に通ずる未舗装の小道で、ついに発見しました!!
あったぁぁぁぁ!!!!!

すぐさま来た道を戻ります。
心配してくれたりくにはDMでこの写真とともにあったことを報告

着いた頃にはみんなご飯を食べていて自分もそれに加わります。
今日の昼食はこんな感じ
蕎麦をはじめ昨日のあまった食材をつかったものになりました。

このまま最後まで振り返りに参加していたかったがバスの時間が迫っていたため、ぎりぎりまで話を聞いて車に乗り込む。
バス停で航誓さんに降ろしてもらって京都駅行のバスに乗車。
あゆと秋さんも一緒で京都駅に着くまでの時間3人でお話ししていました。

この三日間、初めてあった人たちと古民家で協力して畑を耕したりヨガや手拭いを作ったり、この場で初めて会ったとは到底考えられないような親しみを感じていた。
今までで感じたことのない心地のよさでもあった。
3日間の心身を巡った体験と経験が自分たちをそのように結びつけたのではないかと今では思う。

今回、この企画に参加したのは航誓さんからのお誘いだと冒頭部にも書いたが、ホントに出会ったのは2週間前のIMANO GINZAで当時こんな体験をすることができるとは想像しただろうか。
京都の北部にある山の中で催された、心身を巡るこの体験は自分にとって大切な思い出として今後も語ることできるお話になると思う。


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朝のルーティーン

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