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中秋の名月/過去と今

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お久しぶりです。
note辞めたんですねって言われました。
気分でしか書きません🙂読んでくれててありがとう

9月になったというのに
まだまだ日中はグダるような暑さが続いていますが
少しずつ陽が落ちるのが早くなり
夜の散歩がしやすい時期に突入しましたね。
少しずつ夏の終わりを感じます。

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昨日散歩途中に
深夜までやってる素敵な珈琲屋さんを見つけました☕️

カウンターに綺麗なラバランプが置いてあって
昔大好きだった本を思い出しました📚

よく夜更かししてまで読んで物語に没頭したっけな

実はラバランプを見たのが初めてで。
(というか今の時代売ってもないような、、!?)
でも猛烈に懐かしさを感じたんです。

この珍しいランプが描かれていた挿絵を、
没頭した物語と時間を、思い出しました。

さっきのさっきまでその本の存在も
ラバランプの形も名前も覚えていなかったのに。

そんな未来(現在)と過去が共存する
瞬間に出くわす事が稀にある。

この瞬間がたまらなく好きで
知らない街に、知らない場所に
ふらっと出掛けるのが好きなんだと改めて思う。

似たようなよくある出来事でいうと
秋の匂いや風が心地良く
どこか虚しさを感じるのは
きっとそこに過去の想い出があるからで。

今吹いている風も
夏が終わってやってきた今年の秋も
新しいものなはず

それでもなにか感じるのは
そこにきっと大切な思い出が隠れているからで

日々過ごす中では忘れていた
その大切な思い出が過去から現在に
ギュンと飛んでくる。

私もまた新しい季節を跨いで
懐かしい思い出と巡り合うのだろうと
思うとまぁ、歳を取るのも悪くはない気もする

過去の話といえば
大好きな詩人"谷川俊太郎"の『詩選集 4』の中に
『昔はどこへ』という詩があります。

これまた大好きな詩なんですが
少し長いので省略させていただき

昔は今でもあるんだろうか
崩れかかったお城の隅に
かすれた声のレコードの中に
しまい忘れた小箱の奥に

昔はどこかに隠れているのか
歴史の本の分厚いページに
それとも誰かの思い出のうちに
乾いてしまった涙とともに

谷川俊太郎 「詩選集4」より

これもきっと昔は今でもあって
共存する何かが日常的に転がっていて
それにいくつ触れられるか、気付けるか
な気もする。もしかしてなんか
難しいこと言ってる、、???

𓈒𓐍𓂃𓈒𓂂𖤣𖤥𖠿𖤣𖤥𓂃◌𓈒𓐍𓂃𓈒𓂂𖤣𖤥𖠿𖤣𖤥𓂃◌𓈒𓐍𓂃𓈒𓂂

話を変えて、本日は9月17日

中秋の名月ですね🍁🌕
知ってましたか?笑

「中秋の名月」は
太陰太陽暦 の8月15日に
見える月のことを指します。

なので今年は9月17日になるのですが
(ややこしいから説明は省くね)

ここ数年、その日程と満月日が重なっていたのに
今年は1日ズレちゃいましたね。

それでも充分綺麗だと思いますが
書いてる今が夕方なので
夜は曇ってなければいいなと思いながら💭

さて、月といえば
「I love you」を「月が綺麗ですね」と
訳したあの有名な夏目漱石がいますね。

これは別に夏目漱石が
直接誰かに言った訳ではないですが
英語講師時代に日本人は、
直接愛の言葉なんか言えないから
そう訳しておけと生徒に言ったそうな。

そんな夏目漱石が想像した場面の月は
満月だったんだろうかと考えてみる。

私は、、あくまで私はですが
きっと満月なんかではなく
欠けた月だったんじゃないかと

(三日月だったら綺麗だなと思うけど)

きっときっと、、
まだ愛を伝えられる間柄ではないなら

一緒にいる空間で
どことなく気まずさと沈黙があり、
会話を続ける為の、探し出したものが
月だったんじゃないかと

きっと満月なら
とっくに話題に挙がっているはず。

だからこそその時の月はきっと
たまたま満月なんかじゃなく
欠けた月なんじゃないかと想像してしまう。

現代でいう、会話に困って
天気や気温の話をするのと似たような感じ?笑

月が綺麗だから貴方が好きなんじゃなく
そんな会話の紡ぎ方と空気感が
貴方が好きだと伝えているんじゃないかなと

きっとそれを感じ取れる
比喩が得意で叙情に溢れた感情は
やはり、日本人らしさがあって好き

まぁ、本当にあくまで私の想像の話だけども

ナイーブな性格の夏目漱石なら
そんな情景を想像して
そう訳せと言ったんじゃないかなと思ったんです。

𓈒𓐍𓂃𓈒𓂂𖤣𖤥𖠿𖤣𖤥𓂃◌𓈒𓐍𓂃𓈒𓂂𖤣𖤥𖠿𖤣𖤥𓂃◌𓈒𓐍𓂃𓈒𓂂

今年もまた歳をとりますが

過去になる素敵な思い出づくりと
永遠になるだろう瞬間と
それを思い出せる未来に出逢える瞬間を

楽しみにしながら
日々を紡いでいこうと思います。


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