見出し画像

ベリーダンサー寄りの人生をやってみて

私は人に気を遣うのが苦手だ。
しっかり父親のDNAを受け継いだ。

何人かの有名な先生のもとでベリーダンスを習ったし
それぞれ先生との相性も出世するには大事だとも
ベリーダンスにお金もかかることも痛感した。

そして 幸運にも、最後に出会った先生とは
私的には相性があうと思っている。
彼女は寛大な性格で
あまり細かいこともないし、認めてくださるし
いろいろと勉強になり
たいへん感謝している。

で、その先生のもと
ベリーダンスを習い 承認されて
次はレストランで踊りたいと思ったしすぐに実現した。

先生とレストランのつながりもあるけど
自分で探して、売り込んで営業したレストランで踊るのも
実は店主と仲がよければ
横のつながりがあれば
そしてお客が呼べれば
上手い下手関係なく踊れることが分かった。

ここでも私は
店主と仲良くするのが苦手なので
うまくいかない。

次はインストラクターになりたいと思い
運よくそれもうまくなれたけど
正直に言えば私のDNA、
沢山の生徒さんと気を遣うのが面倒だった。

これって結局相性だから
普通にしてても仲良くできる生徒さん
すっごい気をつかってしまう生徒さんもいたし
みんなそれぞれ好きな生徒さんが集まったから
私は幸せだと思っているけど
人間ひとつのことを長く続けたいっていう人も
なかなかいないもんだなと痛感してもいた。

まあ それは仕方ない。それぞれ人生があるのだから
それは本当に相手を尊重している。
なのでインストラクター一本で仕事をするなら
生徒さんは随時何十人といないとならないともわかった。
実際それは本当に大変な作業である。

いろいろと経験して
個人的にスタジオを借りるのもお金がかかるので
生徒さんを募集するのもやめてしまった。

生徒さんにしてみれば
やっぱり有名な先生に習いたいでしょうから
わたしの様な無名なダンサーとなると
自分でもプロのベリーダンサーです 生徒さん募集という
おおっぴらに宣伝する自信はあまりない。

そんなこんな
一応、ベリーダンサーの一通りをやってみたけど
私は人づきあいがあまり上手じゃないので
今はこれでいいかなと思っている。

週に二回、自治体のスタジオで踊って
それをインスタに載せる。

コロナの影響もあるのは否めない今は
踊るところも(レストランとかイベントとか)もないので
正直な話、ベリーダンサー一本でやってなくてよかったかなとも思う。

普段は大手メーカー丸の内のOLなわけで
食べる分には困らない。

昔 母からベリーダンスは趣味にとどめておきなさいと言われたし
尊敬するダンサーさんから「プロでやっていくって本当に大変よ」って
アドバイスをもらったことを思い出す。
もし、あの時、OLという職業を蹴っていて
ベリーダンサーだけを選んでいたら
今のそこそこ裕福で余裕のある私はなかった。

私は人に気を遣うのが苦手だ。
だからこれでいいんだ。

本当に確かにそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?