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膠原病の家族と共に。         日本の医療費はどうなっているのか

関節リウマチで苦しむ家族の姿を側で見るようになって、自分の身体に耳を傾ける大事さ、健康の大事さ、そして人々が病気から開放される世の中になって欲しいなど、いろいろな気持ちが心に芽生えるようになった。

私に何ができるのだろう、、、その答えに近づくためにも、このnoteを書き続けたいと思う。

関節リウマチは現時点、主な症状を軽減するための、対症療法のアプローチしかない。予防できるようにするには基礎研究が重要で、どうしたらそれが大きく進められるようになるのかを考えるに際して、まずは今の日本の医療や予防のための開発費、国の方針がどうなっているのか、俯瞰して理解しながら探りたいと思う。ただ、データが膨大すぎて、一回のブログではso whatに辿り着けていない。しばらくへーふーんという内容が続くと思うけど、お許しを。。

まずは日本の人口を年次推移でみると、よく耳にするように高齢者の人口増加が顕著。

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出典:https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2.html

2019年を性年齢別構成比で見ると、人口の34%が60歳以上と、Tの字のような歪な形。

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日本の国民医療費は右肩上がりで2018年で43兆円規模。(単位:兆円)

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2018年の医療費を年齢別に見るとこんな感じ。(単位:百億円)

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構成比で見ると、65歳以上で医療費の6割。

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年間一人当たりで医療費を見ると、当然ながら高齢になればなるほど医療費がかかっていることが見て取れる。(単位:十万円)

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これは自分でグラフ作れないから厚生省から持ってきた。診療種類別で見ると、入院医療費で38%、外来34%、調剤が17%

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増大する医療費の約4割を国が公費で賄っている。(単位:兆円)

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出典:厚生労働省

表層的な数字しか拾えてないけど、この増大する医療費を国はなんとかしようと、
 ・医療用医薬品の公定価格を下げる"薬価下げ"
 ・安価なジェネリック薬の利用促進
のような対応を行っているが、ただ、医療費全体のうち、薬剤費が占める割合は17%程度。薬価下げだけで医療費削減を進めることは難しいため、診療報酬に関する議論が継続的に行われているが、それ以外にも
 ・病床削減や在宅医療の普及などを進める政策
などが進んでいる。

知れば知るほど危機的な状況であることをひしひしと感じるが、こんな状況で予防のための開発費に予算がまわせるのか、、、という不安も同時に湧き上がってくる。。。それは次回以降のブログで読み解きたいと思う。

最後に話がそれるが、国は公表するデータはグラフやチャート化して欲しい。。。直感的に分かるようにすれば、建設的かつ生産性のある議論によりつながっていくと思う。

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