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今週のキングダムPART110「首切り桓騎」


はじめに

 久しぶりの投稿です。本当に桓騎様、いつ、死ぬんでしょうね?
 詳しく知りたい方は、上記のリンクをご確認下さいませ。
 それでは、どうぞ。

キングダム第750話「首切り桓騎」感想戦

 桓騎と再度、対面を果たす李牧。彼は、桓騎軍の配下に、降伏することを勧めます。桓騎は死にますが、それ以外の兵には、利用価値があるからなのですが、桓騎はそうするように、他の兵に促します。
 因みに桓騎自身は、ダセェことしないと話し、全員、投降しないと覚悟を決めたようです。本当に桓騎軍で結束力があるのは、彼ら位なもんですよね。

 李牧は、桓騎軍の結束力に、理解に苦しみます。あれだけの虐殺をしたりするような人の心が無い行動をすると思えば、仲間を大切にするような行動を取る桓騎の思考を理解出来ないようです。
 思いを、自分の身内だけにしか、向けることが出来ないお前の心は、ノミよりも小さいは、正論のようであり、暴論でもあるような。

 しかし、桓騎は、虐げられてきた自分達のような感情を理解出来るのかと反抗する意志を消すことなく、李牧に突っぱねます。

 明かされる桓騎の過去。偲央の死が彼を狂わせたというものでした。
 それは、撤退していく飛信隊と共に語る召からの言葉でした。彼は間もなく、息絶える前にそのことを、伝えようとしていました。
 桓騎が居ぬ間に、偲央は紀巴という地域の城主に惨殺された過去。彼らに対する怒りを胸に、桓騎軍を結成。難攻不落のその城を落とし、民間人を惨殺し、彼らの全ての首を斬り落とすという蛮行に及びました。
 それこそ、桓騎が首切り桓騎と呼ばれた所以だったのです。
 その姿には、摩論ですら、あんな桓騎の姿は、無い程の悲壮感を抱えていたとのこと。

 桓騎にとって、偲央はかけがけのない存在。誰よりも、心通じ、心通わせた存在でした。光を失い、絶望し、彼は今のような非道に身を落とすこととなったのでした。

 李牧は、最初は気持ちはわかると発言しますが、その後、桓騎自身の本質を見抜こうとします。それは、彼は怒り続けているが、未だ闇に堕ちていないということ。未だ、絶望しきれていないということでした。

 彼がどうして、絶望しきれていないのか。それは、彼が完全な闇じゃないからと語る衣央。小さな光を宿しているから、彼自身、何とか、今もちゃんと人であったということ。
 衣央さんは、嬴政と話合いそう。

 摩論は、偲央の敵討ちの為に集められたのか?と悔しい気持ちを吐露しますが、それは違うと衣央は言います。桓騎一家は、家族であり、誰もが、掛け替えのない家族だったということでした。

 それを確信したのは、雷土の死でした。桓騎にとって、彼の死は何よりも、大きく、彼女の姉である偲央の死と同じく、10万の首を斬ったことが確信したきっかけでした。
 それは摩論も同じであり、恐らく、摩論を失ったとしても、同じことをしただろうということなんでしょうね。
 摩論は、それだけの人に従いながら、最期を共に過ごせないことを、後悔しますが、衣央はそのことを嘆くのではなく、その役目を信じるもう一人の家族を信じろと伝えます。

 そして、包囲される桓騎軍を他所に、いよいよ、那貴一家が到着しようとしていました。
 それがどう、今後に作用していくんでしょうか?

まとめ

桓騎の心理

 彼は登場当初から、仲間を大切にしている描写が幾度か登場していました。犠牲を出しながらも、その仲間達の分まで、味わえと言い続けていました。
 この時から、桓騎は、家族大事にの精神があったことが伺えます、同時に、その犠牲も止む無しという精神性を持ち合わせていたことは、よく分かると思います。
 本当に偲央の死が無ければ、彼は虐げられて来た人々にとっての希望の光になり得たと思うと何とも、切ないのですが、同時に、この死が無ければ、桓騎は大将軍になれなかったので、何とも、言えない感情ばかりが、巡りますね。
 桓騎にとっての家族とは、どれを指していたのかと言えば、オギコや摩論は勿論のこと、厘玉、黒桜、砂鬼一家やゼノウ、朱摩一家、そして、ゼノウと言った中心メンバー辺りでしょうか?那貴もかもしれませんが、彼の立ち位置が未だ、よく分かっていないので。
 流石に、トンヅラした奴らも、家族に含まれているとしたら、相当、懐の深いリーダーではありますね。

 光と言えば、やっぱり、嬴政を思い出しますね。彼自身、人の中にある光を信じていた男であり、人を信じすぎだと桓騎に言われながらも、それで何が悪いと突っ返していましたからね。
 桓騎自身は、人前に見せないだけで、一番苦悩していたと思います。中間のやつらを激しく、憎み、その怒りを抱え、生きて来た彼にとって、その痛みを分かり合えた偲央の大きさは言語化出来ない物だったと思います。
 その怒りを抱えながらも、彼を慕ってくれる人たちがいたお陰で、何とか、正気でいられたと思うと政の言っていることは、間違いじゃないと思います。どんな人にも、光があるということなんでしょうね。
 今回のその話は、闇に溢れた桓騎という矛盾に満ちた人間性に対する解像度が上がったと思います。ただの人殺しではなく、そうするしか出来なかった。愛を抱えながらも、それを表面化させず、ただ、守りたい物の為だけに、戦ってきた。それを害するヤツは一人残さず、殺してやる。
 全ては、虐げられて来た人達への哀しみを背負って来たからこそ。
 以前、雷土が死の間際、桓騎のことを、理解したと発した場面がありましたが、こういう所に繋がって行くんでしょうかね?

 相変わらず、李牧は人の心をよく見通せると思いますね。その本質は見抜けませんでしたが、彼の解説により、桓騎と言う人間の精神性は理解し易かったと思います。
 絶望しているように見えて、実はとても、諦めの悪い男だったんだなということがね。

那貴

 次回は那貴参戦。果たして、どうなるのか?だって、あの数が乗り込んだ所でですよ。しかし、無傷・・・。
 たった、あれだけの人数だったはずなのに、その矛盾は観なかったことにしよう。そういうの言い出したら、キリが無いんで。
 言われてみると桓騎と那貴の関係性が未だ、具体的に説明がなされていないので、その面も出てくると嬉しい限りです。一節では、本当の親子では?という説も出ていましたが、どうなんでしょうね?
 あと、速くね?

 最後に白老との関係性についても、教えて欲しい。それだけは、はっきりして欲しいけど、無理かな?単行本のおまけでもいいんで。
 
 死は確定している桓騎様。全然、死にませんね。流石、人気キャラ。簡単に死んだら、発行部数が落ちかねない位なんで。本当に死んでほしいような?少しでも、生きていて欲しいような?

 次回、お楽しみに。

最後に

 今週も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
 中々、更新がまばらで、出来ない時が多いですが、出来る限り、早く更新出来るといいんですけどね。
 最後まで読んでくれた家族には、スキとコメントお待ちしてます。
 フォローもお忘れなきように。
 いい加減、キングダム同盟動かしたいし、別の記事も書き終えたい。

 それでは、皆々様、ご武運を!!!

 PS YouTubeにした方がいいのでは?


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