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漁の手伝いをやりに宇和島に行く

どうも、はうみです。

宇和島の漁師「じいちゃん」の漁の手伝いをさせてもらいに、宇和島に行ってきました。

なぜ、行くことになったのかは、前回の記事をご覧ください。

今週の休みの日に、漁の手伝いに行っても良いか同僚に、確認をとってもらうと「良いけど、風がありそうだから当日になってみないと船を出すか分からない。」と、じいちゃんからの返答。

当日、「じいちゃん」に連絡すると、テンション高めに「出船するから来い!」とのこと。

最近、時化が続いて漁に出られてないから、凪になって張り切っている様子。

今回は同僚は、用事があり一緒には行けないらしい。

車を走らせ、宇和島に到着し、「じいちゃん」と合流。

筏の上には、人がいっぱい。
アジを求めてお客さんが集まっている。

販売用のアジの補充に「じいちゃん」は大忙し。


アジはセルフ販売。

お金を箱に入れて、かごの中のアジを自分で取るシステム。
かごが空なっていたら「じいちゃん」がイケスから網ですくって補充する。

アジの補充を手伝いながら漁の準備をする。

今回は釣り餌用のアジを、狙うらしい。

カッパを着て長靴を履くと、漁の詳しい説明もないまま船に乗り出航。

「見て覚えろ、やれば分かる」という感じ。


真珠養殖のブイと夕日がとてもキレイ

漁は巻き網漁。
1隻の船が灯りをつけて魚を集める。
集まった魚をもう1隻の船が網で囲い込む。
網を巻き上が魚を捕る。

という感じ。

船をしばらく走らせて、もう1隻の網船を取りに行く。
網船をロープでつなぎ漁場へ出発する。

思っていたより近い場所での漁。

漁場に着くと、ブイに船を係船し灯りをつけて待機。
もう1隻の船を、少し離れた場所に走らせ同じように灯りを付け、係船した船までゆっくりと走って行く。

僕は係船した船で待機。

アジの大群

灯りを付けて10分ぐらいで辺り一面がアジで覆われた。

じいちゃんを待っている間に、少し釣りをさせてもらった。

アジを釣って落とし込む。

魚探を見ながら、アジの群れの下まで落とし待っていると、アジが暴れ出した!
何かに狙われてるのだろう。
この釣り方は、この時がかなりワクワクする。

そして竿が絞り込まれるて、ラインを出される。

強い道具じゃないので、ドラグを緩めにしていたが、止まりそうにないので手で効かすと・・・

アッ・・・

ハリが折れていた。もう少ししっかりした道具にしないといけないな・・・

遊んでいるとじいちゃんが戻ってきた。


ここから灯りを弱めて、少し沖に出る。

僕は集魚灯の着いたポールを伸ばし、船から魚群を離す係。

伸ばしたポールが中心になるように、じいちゃんが船を操りながら、網を入れていく。

網の底を絞り、網をあげていく。

網を巻き上げていくと、大量のアジ。

今回は生き餌にするので、船の上には揚げずに巨大なスカリに移す。釣り人が見るスカリより遙かにデカい笑

移し終わると、生け簀までゆっくり運び移し替える。

生け簀に移すと、「よし!次、行くぞ!」
船を乗り換え、建て網でグレを狙いに行く。

じいちゃんが船を操船して、僕が網を入れていく。
建て網でグレを十数匹ぐらい獲ったあと、帰港。
朝の5時ぐらいだろうか。

ほんとにタフな「じいちゃん」だ。

本来ならここから市場に持って行く?のだろうけど、この日はそのまま解散。

今回は本当に良い経験をさせてもらった。良い面も、悪い面も見せてもらった。

これから、この宇和島の海のことを教えてもらいながら、漁業の現実を自分なりに見せてもらおう。


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