【喫茶食堂kenohi】曜日×時間帯の掛け合わせで売上を確認してみました。
こんにちは。
東京の武蔵小山で小さな喫茶食堂 kenohi を一人で営んでいるひかると申します。
「平日の、お客さんが少ない時間帯にお客さんを呼ぶために、何しようか?」
というのを考えたかったのが発端です。
感覚では「平日の昼間が弱い(お客さんが少ない)」という認識はありつつ、
その前に、事実(レジアプリ内に蓄積しているデータ)も確認しておきたいと思い、データをまとめてみました。
そのために曜日×時間帯の2要素で売上比率を確認してみました。
1. 結果
※前提
・集計期間:2019/4/6~2019/12/31
・祝日は考慮せず、表示通りの曜日で分けた
・合計の数字を営業日数で割り、1日当たりの数字を算出した
・午前=10-11時台、昼=12-14時台、夕=15-18時台、夜=19時台以降 をそれぞれ表している
- 会計(お客さんの退店直前)時の時刻を参照しています
では...どうぞ。
<売上金額>
・想定通り、平日の昼と夕方が弱い。(全体の19%。週の70%占めるのに!)
- 11時openのため、午前はそもそも営業時間が少ない
- かつ、仕込みタイムとして活用できているので問題と思っていない
- 夜の時間帯は安定している認識はあったが、平日の売り上げの半分を占めていた。
・土日においては昼、夕方、夜で3分の1ずつの売上。
- 朝が5%と非常に弱い(10-11時台)
<客数>
・客数で見ても、平日の昼と夕方の数が、それぞれ土日の半数。
- 午前の時間帯は3分の1以下。
- 夜はほぼ変わらず。
<客単価>
・平日/土日 における差はほぼない(午前だけ違う。)
・午前の客単価が全体と比較して低い。
・昼と夕方の客単価はほとんど変わらない。
・夜は全体と比較して客単価が高い。
※ちなみに、直近3ヶ月(10-12月)でも同様に集計してみたが、傾向としては大きな違いは見られなかった。(平日のお客さんが少し増えていることは確認できた!客単価は微減。)
↓期間:2019/10/1~2019/12/31
2. 所感とこれから
数字を見て、色々な捉え方ができると思います。
が、やはり僕は「平日の朝昼」の「客数」を増やしたいと思っています。
・お客さんにとって過ごしやすい空間を保ちたい(いっぱいいっぱいの時間帯で売上を増やすために客単価を上げる、みたいなことはやりたくない)
- そういう意味では、土日も余裕のある朝、夜の集客も一つの課題
・客単価は上げ過ぎたくはない(日常的に来れる場所でありたいので、これ以上金額的なハードルをあげたくない。客数がいっぱいで、それでも売り上げが足りないという状況になってから考えたい。)
そのうえで、誰に対して、何をするか。
<誰>
・平日昼、夕方に来れる人は限られている
- ビジネス街ではないので、ビジネスマンがそもそもあまりいない
・近隣の、昼間にいる人... 主婦層 / お年を召した方たち
- 一方で、大人数に消費されたくはない(お喋りできたらどこでもいいというような使い方はされたくない)ので、広報の仕方は注意
・遠くからでも、カフェ好き層に来てもらう
- 何ができるだろうか。すでにインスタグラム経由で来ていただいている印象。
- 短期的な増加は難しそう。地道に、kenohiのクオリティと知名度を上げていくしかない。
・平日休みの人
- 美容師さんや不動産関連の方は火曜休みが多そう。
- 休みの日をずらすのも一考か。
・リモートワーカー、個人事業主
- ここを狙いたいと思っているが、どうやって集客するか
- SNSでいうと、Twitterに多そうな印象
<何を提供するか>
・wifiおよび電源の貸し出し(会員制にするのも一つ)
- これらは最低限必要なものな気がする
- はやくnuro開通してほしい...
・平日の特定の時間帯限定で回数券等をつくる、というのも一つの手
・長居/定期来店によるメリットをつくる?
・いまその人たちはどこにいるのだろうか?
- そもそも武蔵小山/目黒/不動前/西小山 あたりにどれくらいいるのか
- 周囲の他店を使っているとしたら、そこの休みは何曜日か
- 休みをずらして、来店の理由を作れないか。
3. とりあえずやってみること
前提として、あんまり今のkenohiの形態を変えたくないし、特定の人を優遇したくもないという気持ちがあります。なので、
・広報の頻度を増やします。
・ターゲットに届く投稿をする。
効果があるかはわからないけれども、ローリスク。
(そもそも、切羽詰まった状況ではないので、今冒険する必要もない)
近隣の人および個人事業主/リモートワーカーに向けた、Twitterでの発信を増やしてみようと思います。今はinstagramと連動させて投稿しているだけなので。。
Twitter上ではなんにもタグ付けてないし...。
春ごろから、休みを増やすつもりなので、そのタイミングで火曜営業始めるのもいいかなと思っています。(水木休みとかにする)
以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございます...。
(kenohiの記事が初めての方は、次章も読んでいただけると非常にうれしいです。)
4. 終わりに(筆者について)
▼kenohiについて
2019年4月にオープンした小さな喫茶食堂です。
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「日常を整える空間と食事」を提供しています。
「一人ひとりの日常に寄り添うような場所をつくりたい」
その想いで小さな喫茶食堂 kenohi をオープンしました。
家をはなれてゆっくり本を読みたいときや
ひとりで考え事をしたいとき。
ちょっと残った仕事を片付ける夜でも
遅めに起きてのんびりしたい休日の朝でも。
何にもない日、何をしたいかわからないとき。
「とりあえず kenohi に行こう」
そう思ってもらえるような場になれたら嬉しいです。
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・SNSは主にInstagramとnoteを更新しています。
noteでは、毎月の収支報告や、kenohiで行うイベントや変更点など、考えていることなど投稿しています。月に1-2回投稿。
インスタグラムは営業日には毎日投稿します。その日の定食の内容やお菓子の紹介、写真展や臨時休業告知など。
○インスタグラム
○ホームページ
▼店主ひかるについて
大阪府吹田市生まれ。神戸大学卒業。六本木のITベンチャー企業への就職を機に上京。3年間働き、退職。現在社会人4年目の27歳男性です。
kenohiをはじめた理由は下記にまとめています。
ちょっと恥ずかしいくらい、パーソナルな部分まで書いたつもりです。
もしご興味を持っていただけましたら、スキ/フォローいただけるととっても嬉しいです。コメントも大歓迎です。
以上です。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます...!
kenohiという小さな喫茶食堂を運営する中で思うことや考えていることを書きます。もし、万が一、応援したいと思ってもらえましたら、サポートいただけると嬉しいです。