見出し画像

「私、やりたいことがないんです」という呪いを解きたい

「転職したいけど、やりたいことがないんです
「休日は家でダラダラしてしまって...やりたいことがないんです

========================

こんにちは。
東京の武蔵小山で小さな喫茶食堂 kenohi を一人で営んでいるひかると申します。

2019年4月にOPENして、およそ半年がたちました。

お客さんとのお話の中でも、友人や知人と話していても、
やりたいことがない」という話を本当に本当に本当に...

本当によく耳にします。

20代で未経験で一人でお店を開くことを「やりたいことやってて、スゴイ」と言われることも多々あります。

違うんです...!
僕は、この記事で、「やりたいことがない」という呪いを解きたい(悩みを解決したい)

自分の経験を交えながら、勢いに任せて書きます。

1. 「やりたいこと」ってなんだ?

現状をかなぐり捨ててでもやりたい! こと?

好きで好きで仕方なくて、「これがやりたいの!」と公言できるくらい好きな こと?

そう思ってる方が多いんじゃないか、と思ってるんです。
デカいこと、難しいこと、極めたいこと、のような。

そんなにハードルを上げないで...!
と、いつも思います。

僕は、「やりたいこと」は
「花」、いや、「ガーデニング」に似てるなあと思います。

・あなたの心の中には、たくさんの「興味の種」があります。
・植えてみないと、水をやっていかないと、どんな花が咲くのかわかりません。
・場合によっては、育たなかったりするかもしれません。
・花が咲いても、いずれ枯れます。
・枯れたらスペースが空きます。((時間、思考の余裕ができる)
・別の種を育てましょう
※もちろん同時並行で育てることも可能です。

とてもわかりにくい例えをしてしまったので、解説します。

2. 最初から「やりたいこと」なんてない

生まれた時から、言葉を覚えた時から
「プロ野球選手になりたい」と思っていたプロ野球選手はいないでしょう。

最初は誰しも

「なんとなく」
「たのしい...かも?」
「誘われたから」

がスタートだと思います。

はじめっから、心の内側から湧き出てくるものではないと思います。

僕も、「なんとなく」お菓子作りや料理が好きだった。
褒められることだったし。とか、そんな理由です。

3. 「やりたい度」を少しずつ何度も確かめてみる

僕は、その「なんとなく」を確かめたくて、色々なことをやりました。
「僕は、本当にお店をやりたいのか?」

・幼少期:家庭科の課題でお菓子つくる
→なんかすごい褒められた!たのしい! ・大学2年時:レンタルカフェを借りて1日カフェを実施
→もっとやりたい!
・大学3年時:「ひとところカフェ」を立ち上げ、半年運営
→お店仕事にするのは、金銭的にも体力的にもちょっとキツいわ...やめとこ
・社会人1年目:場所を借りて、1日カフェを月2回実施
→やっぱり楽しいかも。
・社会人2年目:友人のパークヨガにサンドイッチとチャイを提供したり、セミナーにコーヒーとケーキを提供したり。
→もっとやりたい!!!
・社会人3年目:仕事での昇進&異動を機に、ITベンチャーをやめて飲食店を開くことを決意。
→怖いけど、1回挑戦してみよう。

「なんとなく」を何年もかけて何回も繰り返し検証して、今に至ります。

そして、今も「一生やり続けたい」かなんてわかりません。
少なくとも、5年くらいはやるぞ、という覚悟はありますが。
とりあえずやってみるか!という気持ちで始めています。

いずれ、やりたいことは枯れるでしょう。枯れないかもしれません。
それは、やってみないとわかりません。

すごくすごく小さな一歩から始めるのがコツだと思います。

僕だったら、友達にご飯をふるまうこととか。(レンタルカフェの前段階には、たくさんの友達にお菓子を褒められて、1ミリくらい自信がついたという背景があります)

そして、立ち止まってもいいです。
ゆっくり自分のペースで気の向くまま育てていいです。
僕も一度、やりたい気持ちが消えてます。

あと、人と比べなくていいと思います。

「もっとスゴイ人いるし...強い気持ちの人いるし...やりたいことなんてとても言えない」

わかります。
僕もそうでした。

でも、そもそも「やりたい度」は人と戦う、競うことじゃないと思います。

小さな一歩を繰り返したり、ぼんやり自分と向き合って考えたり。
そうして確かめて、「自分さえよければよい」ものではないかと。

4. 何に興味があるかすらもわからないとき

種すらない、なーんにもない!
では、探しましょう。

能動的に動きたいことが何一つないときは、刺激を受けられる環境、コミュニティに飛び込むことです。

カフェでもいいし、バーでも行って話をしたり、あるいは、そこにいて周りの話聞いたりするだけでもいい。
いつもと違う本をエイって選んで読んだっていい。
一人旅でゲストハウスとかに泊まってもいいです。

とにかく、いつもと違う刺激を受けられる場所/環境/コミュニティを探すといいと思います。

人の話を聞いたりするうちに、相対的に「自分のこと」がわかってきます。
何がピンときて、何に無関心で、何がキライなのか。

学校/会社/地元の友達 といったいつもの慣れたコミュニティにいると
とても楽で居心地がいいと思います。

でも、受ける刺激はいつも同じです。
する話はいつも同じです。

僕にとっては、自分と向き合って「なんとなくしたいことは何か」考えたり、
全然違う職業や生き方の人の話を聞く場所がカフェでした。

そういう意味では、まずそういう「時間」を作るのが
この忙しない現代で大切かもしれません。

5. まとめ

1. 自分の中の「なんとなく」を大切にする、目を向ける。
2. ものすごく小さな一歩からはじめて、自分の気持ちを検証する。
3. 「ずっと」「一生」続けたいか...? というふうに考えない。やってみないとわからない。
4. いつもと違う刺激(情報、価値観)に触れられるコミュニティや機会を作る。

あと、そもそも、「やりたいことがない」って悪いことではないと思います。
それはそれで楽しみましょう。人生の中のサイクルの一つなんじゃないかなあと思います。
そういう時期、でしかないというか。
そういうときこそ、最高に家でダラダラするのが罪悪感ゼロで捗りますよ...!!

1つ1つのサイクルの長さは、人によりけり、タイミングによりけり、やることによりけり、と思います。

殴り書きですが、とにかくこの記事で伝えたかったのは、

・やりたいことがなくたっていい

・やりたいことって、そんなに高尚なものじゃない

・やりたいことを探したいなら、いつもと違うコトをしよう(環境を変える/付き合う人を変える/時間配分を変える)


ということでした。

6. おわりにかえて1:kenohiについて

2019年4月にオープンした小さな喫茶食堂です。

======================================
「日常を整える空間と食事」を提供しています。

「一人ひとりの日常に寄り添うような場所をつくりたい」
その想いで小さな喫茶食堂 kenohi をオープンしました。

家をはなれてゆっくり本を読みたいときや
ひとりで考え事をしたいとき。

ちょっと残った仕事を片付ける夜でも
遅めに起きてのんびりしたい休日の朝でも。

何にもない日、何をしたいかわからないとき。
「とりあえず kenohi に行こう」
そう思ってもらえるような場になれたら嬉しいです。
======================================

・業種:飲食店(席数12席)
ざっくりいえば、がっつり食事もできる喫茶店です。
 - ドリンク およそ500円~600円
 - 食事 およそ850~900円
 - お菓子 およそ300~600円 

・立地:武蔵小山駅から徒歩7分の平和通り商店街内に位置します。近くに小学校や公園がある住みよい住宅街です。

・SNSは主にInstagramとnoteを更新しています。

noteでは、毎月の収支報告や、kenohiで行うイベントや変更点など、考えていることなど投稿しています。月に1-2回投稿。

インスタグラムは営業日には毎日投稿します。その日の定食の内容やお菓子の紹介、写真展や臨時休業告知など。

▼インスタグラム

▼kenohi概要

▼kenohiを開くまでの過程

7. おわりにかえて2:店主ひかるについて

大阪府吹田市生まれ。神戸大学卒業。六本木のITベンチャー企業への就職を機に上京。3年間働き、退職。現在社会人4年目の27歳男性です。

kenohiをはじめた理由は下記にまとめています。
ちょっと恥ずかしいくらい、パーソナルな部分まで書いたつもりです。

もしご興味を持っていただけましたら、スキ/フォローいただけるととっても嬉しいです。コメントも大歓迎です。

ジャンル問わず、ご相談も歓迎です。
kenohi.htアットマークgmail.com まで。

以上です。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。

kenohiという小さな喫茶食堂を運営する中で思うことや考えていることを書きます。もし、万が一、応援したいと思ってもらえましたら、サポートいただけると嬉しいです。