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#139 猫背や巻き肩について

多くの方が猫背や巻き肩の状態に悩んでいるかと思いますが、
その多くは肩が前に出てしまう姿勢のことを指しています。
では、理想的な姿勢とはどのようなものなのでしょうか?
今回は、医学的に正しいとされる良い姿勢についてお話しします。


⭕️理想的な姿勢とは?
横から見たとき、外くるぶし、膝のお皿の後ろ、大転子、肩峰、耳の位置が
一直線上に揃っている状態が、理想的な姿勢とされています。

特に、肩の前側ではなく肩峰(肩の一番高い部分)が基準となる点が重要です。


⭕️猫背改善のポイント


ここからが本題です。猫背を改善するためのポイントは2つあります。

🔺ポイント1: 正しい肩の位置を知る

横から見た際、肩峰と耳の位置が揃うラインが正しい肩の位置です。
しかし、多くの方が肩の前側が前に出ていることを気にしすぎて胸を張りすぎてしまいます。
人間の胴体は楕円形であり、肩の前側は肩峰に対して前に出ているのが正常です。
この点を理解することが重要です。

🔺ポイント2: 胸を張りすぎないこと

猫背を改善しようとして胸を張ることは、
逆に反り腰を引き起こし、猫背や巻き肩を悪化させる原因となります。

反り腰の状態は、心と体の緊張が強くなり、重心位置が前に偏ることで、
腰を過度に反らしてバランスを取ろうとする状態です。

この状態が続くと、日常の動作でも猫背となり、肩が前に入りがちになります。
つまり、胸を張りすぎることで猫背が悪化するのです。

⭕️猫背の原因にアプローチする

施術では、反り腰になる原因を探り、その原因を解決することが重要です。
常に「なぜ?」を考え、施術の目標を患者さんと共有することが、全身整体の根本的な考え方です。

⭕️猫背による不調とその改善

猫背は、四十肩や五十肩、呼吸が浅くなる、くいしばり、ぽっこりお腹
外反母趾、生理痛・生理不順など、様々な不調を引き起こす可能性があります。

一般的には、これらの不調を改善するために猫背や巻き肩にアプローチしますが、
私はこれに加えて、不調が原因で猫背になる可能性にも目を向けています。

例えば、ぽっこりお腹の場合、猫背によってぽっこりお腹になることもありますが、
逆にぽっこりお腹が原因で猫背になることもあります。

施術では、猫背になる原因にアプローチしつつ、
体全体の状態を改善するためのアプローチも行います。この双方向のアプローチが、
私の施術の大きな強みです。


⭕️セルフケアとしての母指球ケア


巻き肩や猫背を改善するためには、母指球(親指の付け根部分)のケアが効果的です。
腕の内側が巻いている状態を改善することで、背中も緩み、全身の緊張が和らぎます。
また、右手の母指球は疲労やストレスが溜まっている方に反応が出やすく、
左手は胃の疲れや負担が強い方に反応が出やすいです。

👇動画を貼っておきます!参考にしてください!!

https://kamoi-shinkyu-seitai.com/wp-content/uploads/2024/08/IMG_0672.mov


⭕️まとめ


猫背を気にしている方は多いと思います。
実際、私の治療院に来られる患者様の中でも、猫背のお悩みを抱えている方は少なくありません。
しかし、意識して改善しようとしても、なかなかうまくいかないという声も多く聞かれます。

猫背改善のためには、意識だけでなく、
猫背にならざるを得ない状況を打破するアプローチが重要です。

お悩みの際は、ぜひ一度お問い合わせください。

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野口 翔太

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