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【はじめてゲームプログラミング】感想をゲームプログラマーが書いてみる

どうもマカロンです。

今回は最近話題の「ナビつき!はじめてゲームプログラミング」を遊んだ感想・レビューをゲームプログラマーの視点から書いていこうと思います。




マカロンの自己紹介

この記事はプログラマーを目指している方やプログラム未経験だけど買ってみようか検討している方、親御さんなども見られてるかもしれないと勝手に妄想しているので軽い自己紹介をしたいと思います。

1. 現在21歳の専門学生でゲームプログラマーになる予定の人です。

2. プログラムに初めて触れたのは高1なのでプログラミング歴は7年目です。

3. 個人で複数のゲームを公開しています(アプリ、PC、Webにそれぞれ)

4. ゲーム大好きな人です(一番好きなゲームは桃鉄)

ということでさっそく書いていきます!よろしくお願いします!!




総評

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面白いというかすごい


まず最初遊び始める時のワクワク感がすごかった。

カセット+復讐できるカードみたいなのが付属しててその時点でまずちょっと楽しい。ゲームを始めるとレッスンが7つくらい用意されててガイドが丁寧でわかりやすいから最初のレッスンとかはすぐにゲームを完成させる体験ができる

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ある程度こっちがノードンを配置していくので「理解」ではなく「体験]として覚えていけるところもすごくいいポイント。

こんなのが自分が小さいころに出てたらめちゃくちゃやっただろうなって思ったのとこれで3000円だと!?って15回は思った、とにかくお得感もすごい。

ここからはプログラマーの視点というのも交えて書いていきます。




良い点1 : 「作ってる」より「遊んでる」感の方が強い

冒頭でも描いた通りこのゲームには理解ではなく体験でプログラムを覚えられる工夫がいたるところから感じられます。

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これが作ってる画面で実際のゲーム画面が

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これ

作っている時の画面で置いてあるモノがそのままゲーム画面に出てきている感じ。これはとてもすごいことで他のビジュアルプログラミングとやっていることは一緒でもわかりやすさが全然違います。


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よく学習プログラミングの例に上がるスクラッチと比較すると違いは明らか

これによって何がいいかというと勉強してる感が少ないということです。


このゲームはナビに従いつつ自分で配置してノードをつないでゲームが出来上がっていく、そしてその過程はまるでゲームを遊んでいるような感覚で楽しみながら作ることが出来ます。

わかりやすいから作りやすい、作りやすいから楽しい、楽しいから遊ぶ。




良い点2 : ゲームを完成されるという成功体験ができる

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ゲームを作ったことがある人はこの重要性が身に染みてわかると思いますが、普通のプログラミングでゲームを一つ完成されるということは想像の100倍は大変なんです。

大抵の人が「こういうの作りたいなぁ...」で終わります。

これはプログラミングが想像よりも大変だったり、実際に作ってみるとぜんぜんうまくいかなくてあきらめちゃったりするというのももちろんあると思いますが、完成されたことがないから自信がないし想像がつかないという理由もあると僕は考えます。

それにこれはプログラミングに限らず、何かを成し遂げた経験が出来るというのはとても重要です。その経験は自信にもなるし、モチベも上がります。

そして極めつけはこれ

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ゲーム完成までに使ったノードンが祝福してくれます。

任天堂さんはほめて伸ばすタイプのようです。

この何気ない一工夫のおかげで開発へのモチベはさらに上がります!





良い点3 : 復習が充実、そして楽しい

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このゲームには各レッスンの間にチェックポイントというものがあります。

最初は説明がましくて嫌だったのですが、ガイドが入るのは最初の方だけで以降は課題が与えられてそれをこなしていく感じになります。

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でもこれもミニゲームを遊んでるみたいで楽しい。




注意1 : 途中から小学生には厳しい数学が登場

まあこれはしょうがないことではありますが、プログラミングは多くの数学の知識が必要になるのでレッスンの途中からはX軸Y軸、X面Y面Z面、AND,NOT、当たり判定などが当たり前のように登場します。

 なのでこれを使えないことで思ったようにゲームが作れないということは起こる可能性がありますが、これを通して理解してしまえば逆に勉強が楽になるかもしれません!

実際僕も桃鉄から都道府県の位置を覚えたりしたので地理の授業として覚えるよりもゲームだとすんなり理解できたりするんですよね。





注意2 : プログラム組める人だとかゆいとことに手が届かないことが多々ある

これもあるあるなんですが、プログラムをコードで組める人にとってビジュアルプログラミングは逆に組みづらいです。

コードなら一行で済む計算が、こっちだと5つ以上のノードをつなげないといけなかったりというストレスがあります。

なのであまり複雑なゲームは作らない方が身のためだと思います。。。




注意3 : 複雑なゲームは作れないし大変

レッスンの中に脱出ゲームがあるのですが、あれは正直苦痛でした。

一番手間をかけて作った割に単純な一つの仕掛けしか作れない印象です。
これはこのゲームが悪いわけではなく単純にこのゲームに複雑なゲームが向いてないというだけな気がします。

このゲームの作画面における最大ノードンの数が512までときまっているのでやはり複雑な処理を含むゲームは向いてないと思います。




このゲームで作ると楽しいゲームジャンル

このゲームに複雑な処理のゲームは向いてないといいましたが、ここではこういうゲームジャンルがオススメというものを紹介していこうと思います。


1.2D/3Dアクションゲーム

これは作りやすいし楽しいのでオススメです。

このジャンルが一番このゲームの特性を活かせると思います。

2.レースゲーム

実際のプログラミングでレースゲーム作ろうとなるとかなり大変なので、レースゲームを作ろうと思った時に一度このゲームでプロトタイプ的なものを作ってもいいかもしれません。

3.すぐ遊べるゲーム

Twitterにあったすぐ遊べるおもしろゲームを紹介

こういうのは発想次第で作れると思うのでアイディアを形にしてみる時にいいかもですね!




最後に

ということでゲームプログラマー視点で記事を書いてみたつもりですが、やっぱり自分の感想とか考えを記事にするの難しい,,,

直接とか動画の方がもっとうまく伝わるよなぁと思いつつ

今日も記事を書き終えたマカロンでした。

Twitterで自分で作ってるゲームの進捗とか上げてるので
よかったら遊ぶに来てくれると嬉しいです!

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ではまた!




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