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カウンセリングを受ける上で大切にしたこと

今回書くカウンセリングを受けるにあたって2つの事を大切にしようと思った。それは、相手に委ねることと、自分で舵を握ること。

相手に委ねること

悲しいかな、小さい頃から相手の顔色を伺う癖があったので、多分人よりも他人の思考回路に敏感だ。今も対人の仕事をしているので、この人はこういう背景からこう考えるだろうと仮説を立てたり、自分の言動に対しての反応をパターンCくらいまで瞬時に思い浮かべることができる。

だから、「相手に委ねる」というコミュニケーションがすこぶる苦手だった。

今回の顔が見えない人との書くカウンセリングは、それがしやすい環境設定だった。相手の経歴や性別はぼんやり知っているが、その人がどういう人生を送ってきて、どういう価値観なのかはよく知らない。そこに思いを馳せなくていい、考えなくていいというのが、私としてはかなり新鮮な体験だった。

そうなってくると私の言葉の解釈や、それに対する反応は必然的に相手に委ねないといけなくなる。思いを馳せられない(馳せる必要もないんだけどw)から、そうせざるを得ないという感覚に近い。

これ、仕事においても勉強になるなぁと思った。というのも、たまに私は相手に共感を示すために自分の過去の経験や価値観を開示してしまうことがあるからだ。良かれと思ってそういう接し方をしていたが、やはりそれは相手にとって時に安心材料になるけど、時に邪魔な情報になるという事だと身をもってわかった。

自分で舵を握ること

とは言え、全てを相手に委ねていると良いセッションにならない。

臨床心理士の知り合いにカウンセラーを探しているという話をした時に「カウンセリングを通してどういう状態や気持ちになりたいなど、ニーズはありますか?」と聞かれ、カウンセラーが良い感じに話を進めてくれるだろうと、どこか他人任せにしようとしていた自分に気づいた。

なので、マッチングして最初にカウンセラーには自分のニーズを伝えた。

私のニーズは簡単に書くと
・自分を許せるようになりたい
・他者を許せるようになりたい
・思考をフラットにしたい
という3つがメインだった。
(共有したのはもっと具体的なもの)

これを最初に伝えておくことで、相手に会話や思考を操作されている訳では無いと、自分自身が思うことが出来る。そしてごちゃごちゃになってきたら、ここに立ち帰れば目的を見失わずに済む。セッションの納得感を高めるためにも非常に重要なポイントだと思った。

この2つのポイント忘れずに、今後もカウンセリングを受け続けたい。

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