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有終の美

あっという間に4年間の大学生活が終わろうとしている。
私の所属するセカンドチームのカテゴリーは全国大会への出場権を逃して、呆気なく終了した。

最後の公式戦にも諸事情で出場できなかった私は、やりきったという思いよりも
どこか虚しい思いがあった

そんな中、トップチームの練習試合に出場できる運びとなった。
しかも相手はJ3、プロだ。

月曜日に連絡試合が行われるため
学校を優先するという方針から
トップチームのGKが不在となり、
4年生の私に出番が来たというわけだ。

久しぶりのワクワクとドキドキ
緊張しているのがわかる。

対外試合は9月のリーグ戦最終節以来だ。
しかも相手は、未知のプロ

大学でプロを倒すことが夢だった。
花が散るように心の中で流していた夢

それは練習試合かもしれないけど
ここに来た意味を叶える瞬間なんだと
ふと実感する。

トップチームの仲間は本当に上手い。
練習の雰囲気からピリついたものを感じる。

自分以上を出そうとしてしまう。
見栄を張るってやつなのか
これもしないと、あれもしないと、完璧にしないと皆んなに迷惑がかかる
そういうマインドになりがちだ。

こうして文字にすると頭の中を整理することができる。

普段と違うチームなのだから、不備が出るのは当たり前だ。
フォーカスすべき点は
・ゴールを守ること
・チームの雰囲気を保つこと
・チームを勝たせること
大きい軸はこれだ。
枝分かれすればやるべきことは具体化されるが、自分に十字架を背負わせてはゆとりがなくなる。柔らかく、終着点を定めて

自分のことより、チームのこと
チームが良くなるために動けばいい
頼るところは頼って、信頼して

こんな舞台はもう2度とないかもしれない。
楽しむ気持ち
というより、楽しみだ

結果はお土産
まずは良い準備から

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