【読書日記】進化思考
Xデザイン学校アドバンスコースで、我々のチームは「進化思考」を輪読書の2冊目に選んだ。あいにく体調が悪い日が続き、その会には参加できなかったが、シルバーウィークを利用して読んでみた。
まず最初に。私はこの本を読むには早すぎたのだと思う。著者の膨大な知識量に圧倒され、理解できたことは半分にも満たない。所々現れる美しい図によってなんとか読み切ることができた。
理解を進めるために、創造性を軸に要約を進めてみる。
創造性の本質とは何か
狂人性(変異)x 秀才性(適応)
創造性の本質に関わる謎
それぞれの詳細は書かれているが、生活のなかで繰り返し考えていきたいと思う。
創造性の5原則
変異と適応の統合を目指すには「変異の9つのパターン」と「適応の4つの概念」を頭に入れておくと良いが、かなり練習が必要。普遍的なエッセンスとして、5つの原則を提示。
ちなみに変異の9つパターンは、
変量・擬態・欠失・増殖・転移・交換・分離・逆転・融合
であり、適応の4つの概念は、
解剖、系統、生態、予測
である。
優れたデザインとは何か
最小の形態によって美しい関係を生み出すこと
形によって美しい関係を作ること
最適化
極められた言語によって実現できる
創造とは何か
創造は進化
目的と意味の探究
新しさと明快なコンセプトが同時に現れた時結実する
現代においては越境する勇気と繋がる力で創造は加速する
まとめ
進化思考とは、変異と適応の往復によって創造性を発生させられるという考え方。
繰り返し読むことで新しい気づきが得られる本だと感じる。時間を置いてもう一度読んでみたいと思う。
批判的な意見もあるようだが、生物学として読むのではなく、デザイン観点から読んでいくと良いのではないかと思う。
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