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人に説明しにくい仕事

第71号(2022年9月14日)
美鈴さんからバトンを引き継いだあつみです。

東京から佐賀に移住し、地方創生文脈でsportに取り組んでいる美鈴さんに勇気をいただきました!

私が大学を卒業してはや38年。あっという間に定年です。新卒でリクルートに入社したのがつい最近のように思います。その時は自分が定年を迎えるなんて思ってもいませんでした。人生って本当に短いですね。

というわけで最初の会社はリクルートだったのですが、そこでの仕事は海外旅行情報誌の立ち上げから始まりました。新媒体の創刊なので、誰もそんな情報誌のことは知りません。情報誌名が書かれた名刺を渡しても誰も分かってくれません。新しい方に会うたび「海外旅行の情報誌で・・・」と説明するのが大変でした。(その後はとても有名な情報誌に成長し、とても説明が楽になりました)

リクルートの後半戦は、リクルートのいろいろなメディアに広告を出してもらうために、広告代理店に対して営業する部隊を担当しました。これも表に出る仕事ではないので、子供に自分の仕事を説明してもぜんぜん分かってくれなかった思い出があります。

次の仕事は1999年、「インターネットで新車を買える」というビジネスモデルのベンチャー。まだまだインターネットが一般的でないときでした。「インターネットで車を買う?! そんなことができるわけないでしょ!(笑)」とよく言われたものです。(でも実際に売れてたんですけどね)

最後は、現在に至るまで20年間インターネット業界です。今でこそインターネットビジネスが華やかな感じかもしれませんが、当時は「なにやっているんですか??」と聞かれ、説明してもやはり分かってもらえない仕事でした。「ええと、、ホームページも作るし、インターネットの中で広告もやるし、検索エンジンってあるじゃない? 検索結果の上の方にでるようにしたり・・・」とか説明していました。
インターネットは今では生活に欠かせないものになっていますが、当時はなにやら得体のしれないものという感じで、隔世の感があります。

38年間「人に説明しにくい仕事」をしてきましたが、その仕事を始めたときはいつも「これによって、世の中が変わるぞ!」と思っていました。もちろん私だけでなく、一緒に仕事をした皆んながそう思っていたと思います。いつもわくわくする仕事を、素晴らしい仲間たちとやれて来たことはとても幸せです。

さて、これからは何をやろうか? それを考えるにふさわしい新しい仲間が最近増えてきました。キャリアコンサルタント仲間、BBQ仲間、勉強仲間、、、。少し遅かったかもしれませんが、次の10年のための助走を始めています。

さて、今日はリクルートの同期会の準備会(という名の飲み会)です。38年経っても集える仲間はとても重要ですね!

次号(9/21)は、「自分の中の多様性探し」を楽しんでいる益子奈々さんにバトンをお渡しします。


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